今から4年前、2010年に衝撃的なニュースが飛び込んできたのを覚えてる。「アメリカのAT&Tがパケット定額制を廃止」というニュースだった。冒頭から①までは筆者が勤務していたネットワーク企業で学んだ話。
日本ではiPhone4が発売された年だったがスマートフォン普及前だった。一方でアメリカはiPhone発売から3年が過ぎており、ネットワークが重くなる事態が発生。
シリコンバレーでは皆がiPhoneを使いすぎて通信が重くなり、全く繋がらない状況がしばしばあったとか。キャリアの設備投資は追いつかなかった。更に、そもそも論が出てくる。
「そもそも、携帯電話向けネットワークは家庭や企業向けブロードバンドのように無制限に使えるように作られていない」。
だから、このまま設備投資を続ければ資金がなくなるのはおろか、それでもきりがない。「定額制を廃止するしかない」ということで、まもなく2GB毎の従量課金制になったのだった。