情報戦を制したい

Skyblue

日記・

「現金」は持っておけ。「マレーシア」で死にそうになった話

投稿日:

今月 5 日から 11 までマレーシアに行ってきた。物価がやすく 3,000 円で朝食付きの宿が取れるため「まずは 1 週間泊まってみよう」と SFC カードを持って飛んでいった。

東京羽田から直行便で約 7 時間、首都クアラルンプールへ降り立った。聞いていたよりも都市化が進んでいてキレイ。

外はかなり暑かったが建物内のほとんどでエアコンが効いている。

何より宿もキレイなので「やっていけそうだな」と安心して初日は就寝。このあと、まさか死にそうになるとは思わなかった。



①突然やってきた「頭痛、熱、吐き気」

2 日目の朝、ロビーで朝食を頂くのだが何か具合がわるい。睡眠はとったはずなのに身体が火照っている。

(毎朝カレー、パン、ジャスミンライス、焼きそば?など料理が出た)

部屋に戻って眠りにつくも、目が覚めるとパニックに陥るほど具合が悪くなった。「これは助けが必要だ」と思った私はまず「フロントへの電話」を試みるも繋がらがらない。。

 

②タクシーで病院へ行く・・・

結局、自力でフロントまで行き医者に診てもらいたい旨を告げる。するとスタッフが

「助けは呼べるが、支払う金はあるのか」と聞いてきた。人命よりも金の社会なのだ。

いちおう日本円で10万円、現地紙幣(リンギッド)もクレカもある。何とかなるはずだと思いタクシーを呼んでもらう。

(隣接するコンビニでリポビタンDをゲットするも苦しかった)

15 分ほどタクシーに乗って病院へついた。パスポートで身元確認が行われて診察室まで呼ばれる。日本のクリニックとほぼ同じ仕組みだ。

結局「気候の変動と思われる体調不良で微熱がある。頭痛薬、吐き気どめ、解熱剤をだしておきますね。脱水気味なので水分をとって。」

とのことで幸いにも大事には至らなかった。薬を含め 96 RM ( 約 2,500 円)の代金を支払い、解放されホテルへの帰還を試みる。 



③キャッシュショートで死ぬ寸前に・・・

ところが思ったより遠く離れたところまで来たらしい。辺りにはコンビニがなく、何より高い建物がないので直射日光がきつい。

(さっきまで都会そのものだったのに、こうした風景ではなかった)

「そういえば脱水気味と言われたので水を買おう」と思い、ようやく見つけたセブンイレブンに入るも、、

道中のタクシーと病院で現金を使い切ってしまい「ペットボトルの水」1 本が買えない状況に陥ってしまったのだ。

 Cash Only と書かれたコンビニには ATM がなかった。誤算だった。。

 

④路上で数時間寝る

倒れそうになりながら 20 分ほど歩いただろうか。中国銀行の ATMを発見し、エポスカードのキャッシングで現金を降ろす。これがなかったら本当に危なかった。

先ほどのセブンイレブンでペットボトル 2 本の水を買い浴びるように飲んだ。

そして薬を飲んで、道端の日陰で寝た。浮浪者と思われたかもしれないが、ケータイと財布を隠すようにして路上で寝た。それしかできなかったのだ。

 1 時間ほど寝ると、少しだけ元気がでた。歩き続けたら電車の駅まで辿り着いたのだが、まだ頭が重すぎてそこまで動けない。仕方ないので駅構内でさらに 2 時間ほど寝る。。

病院を出て既に 5 時間が経っていた。日もくれてきた頃、ようやく立ち上がって歩けるようになった。「今だ!」と思った筆者はタクシーを捕まえホテルに帰宅。

その後は少しずつ気温もさがり、薬がきいて快方へ向かった。

 

教訓として・・・

マレーシアは決して「現金」しか使えないような後進国ではない。クレジットカードが使えるお店は多く、VISA PayWave などはむしろ積極的に使われている。

ところがこの先に訪れたキャッシュレス社会のお手本シンガポールですら、「現金しか使えないお店や公共施設」はふつうに存在していることに気づく。

両替所はどこにあるわけでもなく、現地紙幣でなければ 1 万円札はただの紙屑にすぎないのだった。

このことを教訓に、日本でも海外でも「緊急時」に備えてある程度の現金は持っておくことが重要だと痛感させられた。

短期の海外旅行で怪我や病気をすることは珍しいと思うが、こういう事もあるので備えはしっかりしておきたい。

Twitter をフォローする!skyblue_1985jp



-日記・

Copyright© Skyblue , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.