昨日に契約したばかりの Galaxy S20 5G (SC-51A)を持って、今朝は東京スカイツリーまで電波調査に行ってきた。
ドコモ 5G 展示施設 "Play 5G" がある格好の検証場所でもあるのだが、新型コロナウイルスの影響で休館中。
従ってそれ以外で受信できる「スカイアリーナ」と「soramachi」を練り歩くことに。
結果的に 5G を掴んでスピードテストも実施できたのだが、屋外での受信はかなり難しいと言わざるを得ない。
Wi-Fi スポット以下の激狭 5G・・・
まずスカイアリーナ周辺だが、なんと一瞬たりとも 5G を掴むことができなかった。
地図で現在地を見ながら「間違ったところ歩いてるかなぁ」と確認するも、決して間違ってはいない。
スカイツリー休館で掴まない、いやそんなことがあるだろうか。
仕方なくもう一箇所の受信スポットと呼ばれる soramachi へ移動すると、一瞬ながら確かに 5G を受信できた。
訪問予定の人にむけて書いておくと、ケンタッキーフライドチキンの入り口付近である。
何度かスピードテストを繰り返したところ、おおむね 300 ~ 500 Mbps を観測。
せっかくなのでケンタッキー屋内で食事しながら検証を続けた。
考えてみれば、どこかゆっくり腰を掛けて検証をするのは初めてで、テザリング時の Wi-Fi 速度でも図ろうかと思ったその瞬間、、、
5G が途切れて 4G+ に戻ってしまう。また歩きながら 5G を見つけて席に戻るも途切れるのを繰り返す。
そしてハッとしたのだ。「これはサービスとして成り立っているのだろうか」と。
まだサービスレベルではない
今回の検証で痛感したのはドコモ 5G が実はまだスタート地点に全く立てていないことである。
5G スポットは、いわゆる Wi-Fi スポットのような物だと思っていた。
つまり部屋が 1 つあったら室内にはほぼ電波が届くイメージで、家電に例えるならばエアコンである。
しかし実際のドコモ 5G は部屋の中のごく一部だけに風が吹いている扇風機そのものでWi-Fi スポット以下だった。
スピードテストくらいなら可能だが、その場から離れた瞬間に 4G+ に戻ってしまう。
これを本当に「商用サービス」と呼べるのかという話なのだ。
東京五輪が延期になり、これから暫く外出自粛がつづけば基地局設置のペースも遅れをとるかもしれない。
そうなるとこの分野を仕事にする人以外、つまり一般の人がドコモ 5G を手にするのは 1 年後どころの騒ぎではないかもしれない。
楽天モバイル MNO が繋がりにくいとかの次元ではない。本当に大丈夫なのか少し心配になってきた。
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