楽天、新規参入で浮いてくる素朴な疑問・・・

既に報道されているとおり、楽天がMVNOではなくMNOとして携帯電話事業に参入するという話。様々なメディアの記事に目を通したが、技術的な疑問がいくつか湧いてきた。

以下に書くことは、いずれ明らかになっていくであろう。ただ今日の今日で「はっ!?」と思った事を書いていこう。




①プラチナバンドはどうなるの?

今日、日本ではKDDIが通話もインターネットも4G onlyを実現させているが、docomoやSoftBankはもちろん、世界では多くの事業者が4Gと3G(多くはW-CDMA)とを併用しているのが現状だ。

もしも楽天が1.7GHzと3.4GHzを取得できたとして、4G onlyという事業展開がありえるのだろうか。その昔、1.7GHzだけで通信を提供していたイーモバイルの例を見れば可能と言える。

ただ、それだと低い周波数を持たず「山間部、地下、屋内」など繋がりにくい場所が多く出て来ることになる。SoftBankが獲得に苦しんだ「プラチナバンド」、いわゆる低周波数がなくてはならないはず。

第4の事業者として自社回線のみ、つまり繋がるエリアだけで勝負しようというのだろうか。

②楽天モバイルの3Gと4Gはどうなるの?

自明であるが、現在の楽天モバイルはdocomo回線を利用している。先に述べた通り、3G回線は未だに4Gと併用され、電波の届きにくい場所をカバーしている。

楽天は1400万人を目指すというが、引き続き3Gと4G部分は借りたままになるのだろうか。もしそうなら、もっとも理想的だろう。

「MVNOは遅い!」と言われながら、自社で構築する回線を爆速にし、圏外にならない範囲で借りたdocomo回線を活かせるからだ。

ただ、他社から回線を借りたままのMNOというのが、そんな大規模で実現できるものなのだろうか。本当に素朴ながら疑問に思う。

③第4のキャリアという位置で大丈夫なのか

確かに楽天はフリーテルや旧イーモバイルとは比較できない程の知名度であり、何なら既に携帯電話を店舗構えて扱っている。その時点でノウハウは圧倒的だろう。

ただ周波数の割当や設備投資などは、あのSoftBankでさえ最も苦労した部分の一つなはずであり、希望通りに割り当てられなかったら、どうするの?というのが3つ目の疑問。

最後に

既に事業展開している楽天モバイルがあるからこそ、新規参入には驚かなかったが具体的な技術仕様はとても気になるところ。もうすぐ2018年。早ければ2019年にサービス開始というからそう遠い話でもない。全貌が明かされるのが待ち遠しい。



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楽天、新規参入で浮いてくる素朴な疑問・・・」への2件のフィードバック

  1. 通りすがり

    こんにちは。
    楽天の新規参入の件が気になっており、こちらのサイトを拝見させて頂きました。
    新聞、報道番組、情報サイトの情報だと②のご指摘通り、docomoのMVNOと新規MNOを組み合わせて運用する可能性が高いそうです。
    専門家曰く、根拠はゼロベースからの新規設備投資の割には3大キャリアの年間設備投資額と変わらない為だそうです。(2025年までに最大で6,000億円。既存キャリアは年間1,000億円程度)
    一応、基地局ベンダーからの基地局をリース契約で賄うという手法もあるらしいです。しかしその方法だと全国カバーが難しい為、docomoとの併用は避けられないとの意見が一般的らしいです。(イー・アクセスが過去にdocomoとのローミング契約があった為)

    返信
    1. skyblue625 投稿作成者

      通りすがりさん、ありがとうございます。やはり詳細が気になりますよね。そして、行き着くところはdocomo回線との併用。いや、ロードマップが楽しみですよね。

      返信

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