初めてリリースされた時は「ダサい」とか「これは流行らない」と様々なブーイングをうけたApple Watch。確かに最初は珍しかったものの、Series 2ではApple Payや防水に対応したこともあり、身につける人は男女問わず少しずつ増えている。
そして去年の9月、iPhone8と同日にApple Watch Series 3がリリースされ、筆者は発売日に銀座で並んでゲット。iPhoneがなくともAir Pods(うどん)さえあれば、4000万もの音楽をどこでも聴けるだなんてロマンに溢れている。
今回は筆者が実際に買って思ったこと、そして2ではダメなのか?という疑問に答えたい。
①今までにない完成度、何でもできる感覚・・・
セルラー版には小さなSIMが埋め込まれており(外側からは見えない)、契約するには大手3キャリアのiPhoneが必要となる。筆者はSoftBankユーザーなので契約自体は簡単にできた。
感動したのは腕だけでSiriを起動させ、行き先を伝えてマップを開きApple Payで買い物ができたことだった。
(さりげなくwena wristとも合体させた!)
わざとiPhoneの電源を切ってウォッチだけで電話してみたり、意味もなく新機能を試したのだが如何せんApple Watch以外のスマートウォッチはまだこの境地に達していない。
だからであろうか、非常に大きな感動を覚えたし、Series1と2を経て一つの完成形に達した感覚がとてつもないものだった。
②本当にSeries 3でなければならないだろうか。
しかし途中で気づいたことなのだが、筆者がiPhoneを忘れて時計だけで行動することは日常生活の中で95%起こらないことだった。
だからセルラーモデルで契約したものの、実際にはBluetoothやWi-Fiだけで賄われており、1ヶ月のセルラー通信は冗談抜きでほぼ1MB以下に近かった。
(Apple Payは2から利用できる。3は登録できるカード枚数が多いが・・・)
更に言えば、Apple Watchは基本的に時計としての機能や通知が中心であるためヌルヌルに動く必要性がiPhoneほど求められない。だから極端な話、Apple Payと防水に対応した2でも十分ではないだろうか。
最後に
Siriがスピーカーから喋るようになったり、将来的に発売されるワイヤレス充電に対応していたり処理速度が向上したなど、確かにマイナーながらSeries 3の方が優れている。
ただし、これを機にSeries2の中古価格が一気に下落してきた。もしも新品のApple Watchに4万円以上かけたくない、試しに使ってみたいという方は中古のSeries 2がいいだろう。
逆に「毎年新しい物がでるから最新にこだわりたい」とか「中古はあまり好きではない」という場合はもちろん新品で3を買った方がAppleのメーカー保証もあるため十分に価値はある。
どんな用途でApple Watchを使いたいのか、そして本当にiPhoneなしでの通信が自分に必要なのかどうかを想定して選ぶと満足できる買い物になるだろう。