中古でスマートフォンを購入する際、まともに長期間使える物といえば「2013年秋以降に発売された物」をお勧めしてきた。それ以前のAndroidスマートフォンは未発達で発熱問題を抱えたりバッテリー寿命が異常に短かったりした。
2013年秋といえばGalaxy Note3、Xperia Z1、SHARP SH-06Eなどスペックやバッテリー寿命の向上したスマホが次々と揃い始めた時期で、Androidはこれ以降安定する。ただ、時代の流れかOSの古い物は選択肢から外れる事になりそうだ。
①LINEには逆らえない!?買うならAndroid5.0以降がいい
なぜ古い物がお勧めできなくなるかといえば、LINEアプリが少しずつ古いOSを切り捨てているからだ。以前はAndroid 2.3以上でインストール可能だったが、最近ついに4.4以上という指定が入った。
(Android 4.4のコードネームはKitkat、日本でも馴染み深い)
だから中古を買うならOSのバージョンがAndroid4.4以降である事を確認しよう。できればアップデートされて5.0または6.0になっている物がいい。
②モバイルSuicaも古いOSがNGに・・・
もう一つの大きな原因がモバイルSuica。昨日、Android版モバイルSuicaの年会費が無料になるという嬉しいニュースが流れた。
(画像右がGalaxy S5。2014年発売でSuicaが今後もサポートされるギリギリの機種)
しかし同時に2014年以前に発売されたXperiaやGalaxyのモバイルSuicaが2020年までに切り捨てられる事も明記されていたのだ。お財布ケータイ用に1台スマホが欲しいという人は端末選びを注意しなくてはならない。
最後に
Android OSは9(Pie)が最新で、筆者としては6.0以降あれば問題ないという認識でいる。もっと言えば4.4でも全く問題ないのだが、影響力の大きなアプリが耐えられなくなってきたようだ。
LINEを使いたい人はAndroid4.4以上、モバイルSuicaも数年使いたいという人は2014年の夏以降に発売された端末を選ぶといいだろう。