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日記・ 秋葉原レポート

「平成」に生まれた魔法の言葉、スマホの「未使用品」とその実情をお話しよう・・・

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(本ページはプロモーションを含みます)

秋葉原でスマートフォンを探していると、商品に「新品」ではなく「未使用品」と表記される物をよくみかける。

中には気になっているけれど、なかなか店員さんに聞きにくいという人もいるだろう。

今日は、そんなショップで 4 年間働いた筆者が「新品」と「未使用品」の違いを改めて説明し、登場した背景をお話したい。

① 「未使用」は一度開封されている

「未使用」が秋葉原で使われ始めたのは、2011 ~ 2012 年頃と記憶している。

ちょうど中古携帯電話・スマートフォン市場が形成された時期で、買取も積極的に行われるようになった頃だ。

その中でショップが頭を抱えたのが、「MNP 一括 0 円」などで入手され転売された商品だった。

(タダで入手された iPhone はしばしば転売される)

「中古美品」でも「新品同様」でもない。開封されているため「新品」でもない。どこかのショップが「未使用品」という便利な言葉を生み出したのがきっかけだ。

 

②なぜ開封されているのか・・・

と説明すると「どうしてショップは未開封で買い取らないの?」「どうして未開封で売ってくれないの?」という質問が飛んでくる。

いくつか理由はあるのだが、もっとも多いのはキャリアショップでスマートフォンを契約する際、必ず開封されてしまうからだ。

(iPhone を契約する際、目の前で開けられてしまった経験は誰しもあるだろう)

あとはキャリア・スマートフォンに「封」自体が存在しないモデルもある。

( au Online から Galaxy S5 を購入した際、輪ゴムで止められていた)

こうして、買取ショップには開封済みの白ロムだけが集まるようになり、封がない状態で売場に並ぶのだ。白ロムショップ店員としても、できるなら未開封で販売したい。

ただ最初から開封されているからには、どうにもできない実情がある。

③なぜ全国的に広まったのか・・・

ところで中古白ロムショップには「未使用」を謳うことに抵抗をもつ業者もいた。

「一度開封したからには中古品」と表記するお店も 5 年くらい前までは散見された。しかし魔法の言葉「未使用」に魅了される顧客は多く「人が使った中古品は嫌だ。

未使用品のある店に行こう」という流れができる。この流れに耐えられない店舗が続出し、2014年頃には「未使用品」という単語が秋葉原で普及することになったわけだ。

 

④新品未使用品に惑わされるな

中古スマートフォン市場形成に伴って誕生した「未使用品」は、今ではごく一般的に使われている。基本的には開封されたもので、検品されたものと捉えておこう。

もしもインターネット・オークションなどで「未使用品」を出品する際は、積極的に使ってみるといいだろう。

たまに「新品未使用品」と書いている人もいるが、開封されている場合は「未使用品」と認識しておこう。また未使用品を探している人は6ヶ月保証付きの「イオシス」がお勧めだ。

絶対にお勧めしない、中古スマホ・ケータイの持ち込み新規契約・・・

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