先日 au より発表された「au データ MAX プラン」に関して、激怒している人が Twitter 上に溢れている。
当ブログでも「正規料金は 8,980 円」と触れたばかりだが、有名 IT ジャーナリスト三上氏も疑問を抱く。
定価が「8980円」だと書いてない!こんなに情報量あるのに定価表記は詳細ページのみ。アウトです!明日公取電話しようかなw pic.twitter.com/HOIdVlnbBw
— 三上洋 (@mikamiyoh) 2019年5月13日
①「景品表示法」に問題ありか、通報される
三上氏といえば民法テレビへの出演も多く、業界の問題点をていねいに教えてくれる人物だ。そんな人が消費者庁への通報を公にするのは異例。
消費者庁のウェブサイトから「景品表示法 不当表示の違反被疑情報」として通報?してみた。こんなんやったの初めてだな(au新料金のウェブサイト表示について) pic.twitter.com/kZnNjLEvvh
— 三上洋 (@mikamiyoh) 2019年5月13日
なんと「景品表示法」にふれるとして、自ら消費者庁に通報したとのこと。さらに公正取引委員会への連絡まで言及している。
②何度も行政処分を受ける大手キャリア
消費者が誤解を招く広告は、これまで何度も行政が立ち入ってきた。
例えば 2016 年にソフトバンクが行った「いい買い物の日」キャンペーン問題。
Apple Watch 第一世代が 11,111 円で購入できるとしながら、取扱い店舗への入荷が圧倒的に少ないことが問題視された。
のちに措置命令が下されるも、反省の色は全く見えない。
実際、「ウルトラギガモンスター+」 の割引適用条件は、 au と同じくらいに複雑で先に通報されてもおかしくなかった。
3,480 円で動画や SNS が使い放題と謳われるも、条件は以下の通り。
「端末の購入」、「光回線への加入」、「家族 4 人以上」が揃って初めて実現するもの。
何か揃わなかったり、2 年目になると跳ね上がる。何とも不親切すぎる解説でわかりにくい。
罰則の強化が必要か・・・
キャリアの誇大広告は、実質的な厳重注意におわる行政処分の甘さにも問題があるのではないだろうか。
行政処分を受けると、キャリアはプレスリリースで謝罪文を掲載し、テレビや新聞で報道される。ただ、それ以上には何も発展しない実情がある。
そろそろ罰則の強化が必要ではないだろうか。仮に au が行政処分を受けたとして、罰則なしには同様のことが繰り返されるだろう。
参照記事:ソフトバンクが「おとり広告」で措置命令 2016年の「いい買物の日」を巡って
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