MVNO 大手の IIJ mio は 7 月 4 日より中古の iPhone を同社ウェブサイトで取り扱うと発表した。
取扱い機種は iPhone SE, 7, 8 などホームボタン付きモデルに加え XS, XR など最新モデル含む 5 種類にわたる。
さっそく価格が公開されているのだが、少し厳しい意見を言わざるを得ない。
①全体的に割高すぎる
同社で扱われる中古品は傷や汚れのない新品に近い「A ランク」の状態とされている。
恐らくほどんど使われていないか、一度どこかで整備された程にキレイで満足できる品質に間違いはないだろう。
提示価格を見てみよう。
まず前提として抑えておきたいのが「税抜き」価格であることだ。表示価格に 8% が載るため最終価格はもう少し高くなる。
その上で秋葉原の相場と比べると、ものすごく割高に感じるのだ。例えば iPhone 8 をみてみよう。
これは昨日の記事でご紹介した「じゃんぱら」の iPhone 8 価格。SIMロック解除済みで「未使用品」となっている。
IIJ mio は中古品で 62,800 円(税別)、アキバでは未使用品で 49,800 円(税込)となり 18,024 円もの差がでているのだ。
iPhone 7 に関しても IIJ mio 39,800 円(税別)に対しアキバでは「イオシス」が 34,800 円(税込)で未使用品を提供している。
iPhone 8 ほどではないがアキバ価格のほうが 8,184 円安い。そのうえ未使用品であれば後者を選びたくなるだろう。
②付属品がない・・・
価格が圧倒的に違うだけではない。IIJ mio の中古品は割高なうえに「付属品」の類が一切ないと記述されている。
これに対し秋葉原の未使用品は付属品は全てある状態だ。
付属品とは「イヤホン」「ACアダプタ」「Lightning ケーブル」の主に 3 点で中には不要という人がいるかもしれない。
しかしこれらをアップル正規で購入すれば軽く 5,000 円は越えるため決して度外視できないのだ。
最後に
さらにダメ押しすると保証期間が 30 日とあるが、これに関してもアキバのお店に負けている。
上述した「イオシス」未使用品は 180 日間、「じゃんぱら」未使用品は 60 日間の保証がそれぞれついてくる。
日ごろから IIJ にはお世話になっているし大好きな企業なのであまり厳しいツッコミはしたくないのだが、中古業界は厳しい世界であることをもう少し知ったほうがいいと思う内容だった。
冗談ぬきで、もう一度考え直す余地があるかと思われる。
参照 IIJ プレスリリース
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