5G 電波を受信できる環境が都内に少しずつ整ってきた。そろそろスピードテストだけでなく次の検証に入りたい。
例えば 600 ~ 1000 Mbps の高速通信を受信しながら「テザリング」でもう一台のスマートフォンに流し込む。
その検証は au 5G では上手く行かず、ソフトバンク 5G ではまだ試せていない。だがドコモ回線に関しては希望が見えてきた。
iPhone12 Pro が Wi-Fi6 の親機になった
ある時 iPhone12 Pro のテザリングをオンにしたら受信した Galaxy Note20 Ultra に Wi-Fi6 の表記が出た。( 5G 時代を見据えた IEEE 802.11ax 規格。最大理論値は 9.6 Gbps と凄まじい。)
すごい、iPhone12 Pro, WiFi axでテザリング飛ばせてる!
これ爆速5Gテザリングできるかな(*´ω`*)(*´ω`*) pic.twitter.com/LndY0XyQJs
— Skyblue (@skyblue_1985jp) October 22, 2020
つまり iPhone12 Pro が親機となりパケットを子機(スマホ やPC )に向けて超スピードで飛ばすわけだ。
これは是非試したいと思い、自宅でドコモ 4G が爆速な部屋に向かう。混雑の少ない朝 7 時前に iPhone12 Pro でスピードテストを実施。
400 ~ 500 Mbps を確認したところで「テザリング」をオンにした。そして Galaxy Note20 Ultra で受信した Wi-Fi6 ドコモ回線が次の通りである。
iPhone12 Proの新機能「Wi-Fi6テザリング」を使って
Galaxy Note20 Ultraに流し込む検証。Note20にはWi-Fiに6の表記が出ており、親機の恩恵を受けられます。ちなみに爆速に見えますが 5G は拾っていません(;^ω^) pic.twitter.com/RZuZLnB4Wx
— Skyblue (@skyblue_1985jp) October 27, 2020
なんとテザリングで 300 Mbps を越えた。この後何度か試したが iPhone12 Pro で受信した速度をほぼ遜色ない速度で転送できている。
ということは 600 ~ 1000 Mbps を超える 5G エリアでは、もはや固定回線要らずの生活ができないだろうか。
これを機に屋内で 1000 Mbps 近く受信できる 5G スポットを探し、さらなる検証を続けたい。また親機を Wi-Fi5(IEEE 802.11ac)に変更するとテザリング速度がどうなるのかも比較していくつもりだ。
ドコモ 5G なら固定回線不要に!?
NTTドコモは大手 3 キャリアの中で唯一テザリングを含めたデータ制限がない。あくまで「今のところ」という条件付きだが、テザリング速度にも制限がなさそうだ。
自宅の固定回線をも上回るスピードとなれば、もはや固定回線不要と言えるかもしれない。ちなみに au はテザリングが月 30 GB の上限があり転送速度にも制限がある。
またソフトバンクは 50 GB 到達時点で 128 Kbps に制限されるため、2020 年の段階では本格的な 5G 検証は現在ドコモが適しているように思われる。
さらに端末選びも重要だ。せっかく 5G 対応でも OPPO Reno3 5G や Xiaomi Mi 10 lite 5G などは、そもそも 2.4 GHz帯 の Wi-Fi5 しか搭載していない。
Wi-Fi6 を親機にできる端末は他にあっただろうか。色々と勉強しなければ・・・
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