サムスンは2月9日、旗艦モデル「S」シリーズの最新作「Galaaxy S22、S22+、S22 Ultra」を発表。
その最上位モデル「Galaxy S22 Ultra」を入手したので今回は第一印象と現時点でのメリット・デメリットをお送りしていきたい。
ちなみに入手したのは韓国版のブラック。日本ではドコモおよびauで販売される可能性が高いとされている。
第一印象は「Galaxy Note 2022」
さっそく外観から見ていこう。第一印象として強調したいのは「これはGalaxy Noteではないか」と突っ込みたくなるデザインだ。
(重量228gは少しズッシリくる)
それもそのはず。「S」シリーズは丸みを帯びたデザインが特徴で、その遺伝子はGalaxy S22、S22+にこそ受け継がれている。
(本体下部にはSペンの他にSIMスロットもある)
だが「Galaxy S22 Ultra」の角張ったデザインはNoteシリーズ特有のもの。内蔵されたSペン要素も含めると「S」を冠した「Galaxy Note 2022」と言っていいだろう。
背面はほぼフラットで、当然ながらSペンは本体に付属する。これだけみると地味なデザインで代わり映えもない。なにより面白さに欠けるという印象だ。
メリット:史上最強の「100倍ズーム」
しかしそうした地味な印象は「望遠カメラ」が吹き飛ばしてくれた。これまで課題となってきた「レンズの出っ張り」を極限までに抑えている。
(悪く言えば地味と言われるレンズ部分だがメリットが大きい)
Galaxy Note20 Ultraで「SIMカード4枚分」と言われた分厚さが2枚分にまで半減され、従来の望遠スマホよりも取り回しやすく日常のメイン機種として利用しやすくなった。
そしてその威力をご覧頂きたい。
東京秋葉原駅の高架下から約1.2KM先の上野方面に向かって撮影。まずは0.6倍の超広角から。
ここから光学10倍ズーム
そしてさらにデジタル30倍ズーム、、
(少しぶれてしまった)
そして最後に100倍ズーム
AI補正により1キロ先の看板の文字が識別できるレベルで撮影できる事がわかった。しかも手ブレが大幅に軽減され、片手で撮影してこの完成度である。
最後。万世橋(ほほ肉の万世)から目薬(´・ω・`)
0.6倍、10倍、30倍、100倍! pic.twitter.com/pWxuzzQrDr— Skyblue (@skyblue_1985jp) February 26, 2022
(もう少し離れた場所から撮ってもほぼ同等。Twitterにアップした画像を貼っておく)
もうひとつ例を見てみよう。おなじく0.6倍で撮影したヨドバシカメラアキバ。
ここから10倍ズーム、、
(ドコモコーナーやつくばエクスプレスの案内板がみえてきた)
そして50倍ズームにすると、、、
なんと土日の安売り案件まで何とか識別できる程度に撮影できる事がわかった。これで道路の向かい側まで渡らずとも色んなお店の張り紙をみて効率よく行動することができる。
これまで幾つもの望遠カメラ搭載スマホが存在しているが、ここまで扱いやすいのは「Galaxy S22 Ultra」が初めてである。というのも望遠はレンズが分厚くなりやすい。
例えば「Huawei P40 Pro」は美しい50倍ズームを誇るが、カメラの重さで重心が本体上部に偏りやすく、筆者としては日常メインに利用するのは難しかった。
最新の「Google Pixel 6 Pro」もこの出っ張った部分により取り回しやすさが薄れ、メイン機種として使うのが個人的には難しいと感じている。
他には「OPPO FIND X2 Pro」というのもあったが、これも同様の理由で手放してしまった。
そして昨年の「Galaxy S21 Ultra」も例外ではなかった。ペリスコープ搭載スマホは筆者に合わないのだと半ば確信した程である。
そうした中で出てきたのが「Galaxy S22 Ultra」で、出っ張りによる悩みをようやく解決してくれた。それでいて従来モデルより美しい100倍ズームができるのだから最強だ。
デメリット:保護フィルムが「自前」になった
デメリットにも触れておこう。2019年以降、純正保護フィルムが最初から貼られてきたGalaxy Sシリーズだが、なんと今回は自分で用意しなければならない。
(画像に写っているフィルムは浮くばかりか指紋認証せず)
フィルムによっては指紋認証が機能しない事もあるし、全面保護ガラスはポコポコと浮いてきてフリップ操作に影響が出たりする。
これまでは純正フィルムのおかげですぐ利用できたが、今回からフィルムのレビューを参考にしながら購入した方が良さそうだ。
Galaxy S22 Ultraの保護フィルム、完璧なの見つけたので貼っておきますね!指紋認証もいけます(*´∀`*)https://t.co/D7fzXKpmHs pic.twitter.com/WI6grDVOny
— Skyblue (@skyblue_1985jp) February 25, 2022
(いちおうお勧めのフィルムを貼っておく)
しかし幸いなことに指紋認証の精度はかなり改善されているので期待していいだろう。
Noteファンは即買いレベル
第一印象ということで少し偏ったレビューになったが、ここに挙げていないスペックアップも含めて「Galaxy Note」ファンは即買いレベルといっていい。
例えばカメラひとつでこれだけ違ってくる。
カメラだけでこんなに違う!S22 Ultraはいいぞ(`・ω・´)ゞ
Galaxy Note22 Ultra
✅光学 3倍、10倍(レンズ2枚)
✅超解像度ズーム 100倍
✅インカメラ 40MP
✅厚さ:SIMカード2枚分Galaxy Note20 Ultra
✅光学 5倍
✅超解像度ズーム 50倍
✅インカメラ 10MP
✅厚さ:SIMカード4枚分— Skyblue (@skyblue_1985jp) February 25, 2022
外観はご覧の通りに地味だが、明るい色を選んだり純正ケースを中心としたアクセサリーで個性を出せばいい。
(サムスン純正シリコンケースを装着)
何かしらケースを装着すればペン入力が完全にフラットとなり書き心地が抜群になる。
Snapdragon8 Gen1搭載や仮想メモリを8GBまで追加できることでゲーミング体験やSペンを使った動画編集が捗ることだろう。
これから使い込んでまた気づいた事をアップしていく予定だ。なお購入を検討している人は海外通販サイトEXPANSYS、国内では「まめこmobile様」がお勧め。
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