コード決済アプリ「楽天ペイ」のAndroid版に、クレジットカードのタッチ決済機能が追加された。
設定方法はとても簡単で「楽天ペイ」アプリ内に楽天カードのID・パスワードを入力するだけ。手持ちのスマホを決済端末にかざせば楽天カードとして利用できる。
(NFC搭載端末が条件。現時点ではVISA/Masterのみ)
タッチ決済がより普及すれば、物理カードを持ち歩かずに済むかもしれない。ただし同時にこんな疑問も湧いてくる。「楽天ペイ」と「楽天カード」はどう使い分ければいいのか。
今回は初心者向けに「楽天ペイ」と「楽天カード」の違いについてザックリとご紹介したい。
貯まったポイントが使える「楽天ペイ」
まずはコード決済の「楽天ペイ」を見ていこう。
楽天ペイの強みは2つ。1つは楽天ポイントが使えないお店でも貯まっているポイントを利用できること。
例えば1,000円のお会計を1,000ポイント全て充当できるし、100円だけ充当して残りをクレジット決済することも可能。
「ポイントがたくさんあるのに、新しくクレジット決済したくない」とか「本当に使いたいお店で楽天ポイントが使えない」といった悩みが解消されるメリットがある。
全額ポイントで決済しても1%ポイントが付与されるし、あらかじめ楽天カードからチャージしておけば合計1.5%ポイントが貯まる。
つまり楽天ポイントを効率的に貯めたり・使ったりできる点で「楽天ペイ」は優れており、楽天カードよりも優先して使った方がよいのだ。
大きな金額や緊急時に「楽天カード」
では「楽天カード」はどうかと言うと「楽天ペイ」を補う決済方法として活躍する。
QRコードの使えないお店では、言うまでもなく「楽天カード」で決済するだろう。
また圏外でインターネットに接続できない場所では「楽天ペイ」が機能しない。
こうしたオフラインでも活躍するし、金額が大きすぎて「楽天ペイ」でエラーがでる場合にも大活躍。
このように「楽天ペイ」を軸にして「楽天カード」を補助にすることで、どこでも確実に楽天ポイントを貯めたり使ったりできるのだ。
楽天カードですべてを一元管理!
ところで「楽天カード」をFelica対応スマホに取り込むと「QUICPay」としても機能する。
「楽天ペイ」「楽天カード」いずれも使えない場所に遭遇した場合、最後の手段として「QUICPay」で決済すればよい。
おなじく1%のポイントが還元され、請求はクレジットカードに飛んでくる。この3つの手段をスマホ1台でこなせること、請求元を一元管理できるのが素晴らしい。
楽天といえば長らく「楽天Edy」のイメージがあった。しかし今後は「楽天ペイ」と「楽天カードのタッチ決済」を中心とした楽天経済圏が大きく広がっていくだろう。
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