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総務省が eSIM 開放を要求。実現すれば MVNO が超面白くなる!

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今月に入ってやたら eSIM に関する記事を書いてきたが、まさにタイムリーなニュースが飛び込んできた。

日本経済新聞によると総務省は大手キャリアに対し eSIM を MVNO に開放するよう求めたという。

実現すればキャリアが放置してきた eSIM サービスが活性化し MVNO ユーザーの生活も変わってくると思われる。



ウェアラブル端末の単体運用

例えば eSIM 搭載の Apple Watch セルラー版はキャリア契約者しか活用できないのが現状だ。

iPhone がなくても Watch 単体で電話の発着信やマップの参照、アプリのインストールまでできる画期的なサービスが MVNO でも用意できるだろう。

6 インチを越えた iPhone を常に持ち歩かず外出できて、Apple Pay で買い物してくることすら可能だ。

(Apple Watch は 2017 年からCellularモデルがリリースされた)

iOS に限らず Wear OS などにも eSIM が搭載されれば、同じように単体活用できるはずだ。ウェアラブルが次の段階にアップデートされる。

 

Dual SIM がトレンドになる

日本にもっとも普及している iPhone が 2018 年モデルから eSIM を搭載し始めた。

今後のモデルも続けば iPhone ユーザーはいずれ物理 SIM + eSIM の Dual SIM 仕様になる。

(40% 以上のシェアを誇る iPhone は確実に Dual SIM をトレンド化するはず)

そして eSIM さえあれば「iPhone の維持費が高い。MVNO にしたいけど不安」と思った時に、

現行のキャリア料金プランを 1 枚目の SIM として維持しながら eSIM で MVNO 契約して並行利用できる。

今までは SIM スロットが 1 枚しかなかったためにキャリアから MVNO にいきなり乗り換えて後悔したという人が少なからず存在した。

(イメージ:楽天を使いながらソフトバンク MVNO など)

だがこれからは MVNO の品質を確かめながらキャリア回線を最低価格に抑えて運用できる。

うまくやればスマートフォン維持費は一気に下がることだってありうるのだ。

これは唯一 eSIM を展開する IIJ mio がまさに狙っていることであり、他の MVNO も参加するとなれば競争が働いて物理 SIM 並に安くなるだろう。

何も iPhone に限った話ではなく先日に発表された Pixel 4 も eSIM が搭載された。今後の Android 端末に搭載されれば同じことはもちろんできる。



最後に

かつて「ワンセグ、赤外線、おサイフケータイ」が三種の神器と言われた時期があった。

これからは「 eSIM (Dual SIM)、Felica(おサイフケータイ) +◯◯◯」といった時代がくるかもしれない。

物価があがる一方で賃金が上がりにくい時代だからこそ、携帯電話の料金は下げていきたい。そうした風潮が大きくなれば、eSIM はその潤滑油の役割として定着するのではないだろうか。

かなり個人的な憶測になったが、eSIM は間違いなく面白くなるはずだ。

出典:格安スマホに「eSIM」開放を、総務省が求める

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