仕事柄よくカフェを利用するのだが、10 月 1 日以降ほぼ全てのチェーン・カフェがキャッシュレス対応になった。
それでもまだ「ごめんなさい、QUICPayは使えないんです」とか「Suica使えないんですよ」と言った乱立があって頭を抱えることがある。
では「どの電子マネーが強くて、どれが弱いのか」を都内の出店数トップ 5 を誇るカフェに絞って調査した。
最下位 5 位から順に使える率を発表していきたい。
ほぼ壊滅的な waon と nanaco
日本全国チェーン系カフェ・喫茶マップによると都内店舗数トップ 5 は次の通り。
ドトールコーヒー( 377店舗)スターバックス(355店舗)、タリーズ(211店舗)、サンマルク(107店舗)VELOCE(105店舗)
この 5 店舗に絞って調査した結果、ぜんぜん使えなかったのが waon と nanaco 。
対応していたのは「サンマルクカフェ」のみで利用可能率は 20 % となった。
(タリーズのレジ。ありそうでない WAON と nanaco)
(ドトールコーヒーにもありそうでない)
圏外の 6 位 プロント(94 店舗)においても同様の結果で都内のカフェでは圧倒的に弱い。
最近は色んな電子マネーを一網打尽に対応させるお店が増えてきただけに、この 2 つが省かれる理由は気になるところだ。
利用可能率 60 % を誇る Edy と QUICPay
その他の普及率をみると Edy とQUICPay が同一 3 位、利用率 60% で 5 店舗中 3 店舗で利用できた。
QUICPay は 2016 年 iPhone7 から Apple Pay に搭載されたことで勢いを伸ばしており Edy は Suica に次ぐ古参だけに強い。
(10 月 1 日からキャッシュレス対応した VELOCE)
また加入者数 2,000 万人を誇る楽天カード、ANA カード背面にあるため気軽に使える強みも大きい。
利用可能率 65 % の Suica
さて上位 2 位にランクインしたのは Suica 。圧倒的 No.1 かと思いきや Suica だけないのはよくある話で VELOCE もその 1 つだ。
ドトール、タリーズ、サンマルクカフェをクリアしながら、JR や地下鉄駅構内のスターバックスカフェに食い込むことで利用可能率 65 % といったところだ。
ちなみにスタバはクレジットカード利用できるものの自社電子マネー以外は受け付けていない。
じつは出店数がドトールと同等に多いスターバックスがカフェの電子マネー利用可能率を下げているともいえる。
1 位はまさかに iD・・・
さて 1 位となったのはなんと iD 規格。スターバックス以外すべての店舗に対応しており利用可能率 80 % を記録。
加入者 2,000 万件を突破した dカードに搭載されていて、Felica 非搭載スマートフォンを持っている人も利用できる。
また基本的に後払いシステムを採用しているためチャージの手間がないのも優れた点といえるだろう。
(プラットフォームが魅力的なためか、メルペイが相乗りしている)
ただし 2 年前まではドトール、VELOCE サンマルクカフェのいずれも利用できなかったため、急に最強になった感じはする。
最後に・・・
というわけで都内カフェで利用しやすい電子マネーランキングは上から iD, Suica, Edy QUICPay、waon, nanaco という結果になった。
都内のチェーンカフェを利用する人はよく利用するお店に合わせて 2 つの規格を併用するといいだろう。
ちなみに QR コード決済は全滅状態で、これから対応するような気配がないのは何か理由があるのだろうか。
むろん「例外的にこの店舗では waon が使えるぞ」などもあると思うので、そうした店舗があれば教えて頂けると幸いだ。
Twitter をフォローする!skyblue_1985jp