NTTドコモは低価格でスマホを利用できる「いつでもカエドキプログラム+」を発表した。
(返却時に新しいスマホを購入しなくてよい)
同施策はスマホの返却を前提としたもので、これまでは2年間の利用が前提とされてきた。
新プログラムでは1年毎に買い替える人にも対応。従来よりも顧客負担金額がぐんと下がっている。では、本当にお得なのだろうか。
今回はプログラム対象機種「Galaxy Z Fold5」でシュミレーションしていきたい。
本体代金+早期利用料金+補償
「Galaxy Z Fold5 256GB」の本体価格は25万7,400円。「いつでもカエドキプログラム+」で1年後に返却する場合、月額負担は6,427円。
スマホ本体の負担金額は77,124円(6,427円×12ヶ月)。ここにプログラム利用料金12,100円が追加される。
さらに破損・紛失・盗難をカバーする「スマートあんしん補償」の加入も必須で、13,200円(1,100円×12ヶ月と仮定)まで本上乗せされるのだ。
従って1年間の負担総額は10万2,424円。本体代金1年分でみると安いが、諸経費を含めると躊躇する人も出てきそうだ。
思いっきり使えるのがメリット
では同プログラムで1年後に返却するのと、通常購入して1年後に売却するのではどう違うのか。前モデル「Galaxy Z Fold4」でシュミレーションしてみたい。
本体価格は購入時24万9,700円。これをちょうど1年後の今のタイミングで売却すると13万7,000円。支出総額は約11万2,700円になる。
「Galaxy Z Fold5」より約8,000円安いことも考慮すると、返却プログラムを使った方が1~2万円くらいお得になる計算だ。
ただしAランクというのは本当に状態がよかった時の話。傷があれば査定金額は下がるし、売りたい人が多ければ買取相場も下がっていく。
ということは通常売却の場合、ケースやフィルムでの保護が必須。丁寧に取り扱わないと1年間の支出総額はかんたんに跳ね上がるだろう。
いっぽうで返却プログラムは多少の傷がついても満額買取。1年後の買取金額もハッキリしているため、裸運用で思い切りつかっても問題ない。
したがって「いつでもカエドキプログラム+」は通常購入して1年後に売却するより総合的にお得。1年後を見越して安心して使える点では利用価値があるだろう。
現時点ではプログラム対象機種が「Galaxy Z Fold5」「Galaxy Z Flip5」しかないが、iPhone15シリーズ等で需要が高まってくるかもしれない。
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