ワイモバイルにはSIMカードが幾つか存在する。
(2021年現在ではほぼnanoSIMしか存在しない)
同社のSIMカード単体で契約するとn101、ワイモバイルが発売するAndroidをセット購入するとn111が付属する。
これら2つはまったく同じ性質でワイモバイル公式APNが利用可能。厄介なのはiPhone専用SIMカード、n141(エヌイチヨンイチ)SIMだ。
今回はこのSIMカードの特徴、口コミや評判、使い方について解説したい。
iphoneに付属するn141 SIMカード
n141表記のSIMはワイモバイルでiPhoneを契約すると付属する。ワイモバイル以外のSIMフリーiPhoneでも使い回しが可能。
だがAPNは非公開でまったく公開されておらず、たくさんのユーザーから当ブログで解決できたと声を寄せて頂いている。
非公式ながらn141 SIMカードのAPNは次の通り。
APN:kqtqjs
ID:tnsrknk
PASS:cmtknrn
認証:PAP or CHAP
iPhoneだけでなくAndroidスマートフォンも利用できるのでぜひ把握しておこう。ただしあくまでも非公式なので保証の対象外ではある。
ソフトバンク iPhoneと互換性あり
ちなみにn141 SIMカードはソフトバンクiPhone(5s~12)に挿入すると”Y!mobile"ピクトが表示され、通話、SMS、データ通信、テザリングが可能になる。
興味深いことにSIMロック解除は必須ではない事からn141 SIMは実質的なソフトバンクSIMであること、ワイモバイル版iPhoneはソフトバンクの在庫をそのまま使っている事がわかる。
(写真はiPhone8 Plus。SIMを入れただけで通信させるにはiOS12 以降へのアップデートが必要だ)
だから「ワイモバイルで契約したiPhoneが壊れた。交換品がすぐ欲しくて困った」という際はソフトバンクの中古iPhoneを低価格で買ってきてSIMを挿せばいい。
もちろんドコモやauなど他社のiPhoneもSIMロック解除すれば同じくSIMを挿すだけでOKだ。
SIMカードの共通化と情報開示が課題
同記事は 2018 年 10 月 5 日に書いたものを2021 年6月29日にリライトしたものとなるが、いまだに多くのアクセスやコメントを頂いている。
ソフトバンクの情報開示不足によりどれだけ困った人がいるか、またそれが同社のブランドイメージを損ねることに繋がっているか本当に自覚してもらいたい。
オンライン専用ブランド "LINEMO" の発表会では SoftBank iPhone と Android SIM の互換性を見直すという発表があったのだが是非ワイモバイルにも目を向けて欲しいものだ。