携帯電話の出荷台数が過去最低に落ち込んだと各メディアが報じている。
回線と端末のセット販売における割引額が 2 万円に制限され、高額な端末がとくに売れにくくなっているらしい。
そうした背景があって今後は 2 ~ 3 万円台の低価格スマホが主流になりそうと言われてきたのだが、この絶好のタイミングに中国シャオミーがやってきた。
12 月 9 日に大きな発表か・・・
日本のスマートフォン市場に上陸を決めている小米が今朝ほど興味深いツイートを投稿した。
予定していたよりも早く日本の皆様にお会いできることとなり、 大変嬉しく思っています。12月9日のXiaomi日本参入をお楽しみに!! pic.twitter.com/sJGDdEELbt
— Xiaomi Japan (@XiaomiJapan) December 2, 2019
ここで言う「予定していた」というのは明らかに 2020年のことで、その計画を2019年内に早めてくるようだ。
そして同社のスマートフォンといえば OPPO を凌ぐほどに高性能、低価格であるのはこれまでの記事で書いたとおり。
これは筆者が香港で 9 月に撮影した Mi 9T Pro だが Snapdragon855, ROM 256 GB, RAM 8GB, 4,800 万画素搭載で 5 万円以下だった。
10 万円を超える Galaxy や SONY のフラッグシップと同等のスペックを 2 分の 1 以下の価格で出してくる、このやり方こそ Xiaomi なのだ。
「Dual SIM で日常利用には困らない、でもゲームはできない」のがこれまでの低価格スマホだった。
しかしこれからは「ゲームもできる」低価格がやってくるだろう。
国内の勢力図は変わってくるか・・・
国内におけるスマートフォンシェアは iPhone が相変わらず 1 位、 そして 2位と3位には SHARP と富士通の日本勢力がいる。
(少し前のシェアで、今は京セラがソニーを上回っている)
国内メーカーが消滅することはないにせよ、いま 2018 年に上陸したばかりの OPPO が若者を中心に人気を博していて全く油断はできない状況だ。
指原莉乃さん演じる CM の Reno A の勢いは特に凄まじく、とても参入 2 年目のメーカーとは思えない販売戦略に驚かされる。
ここに Xiaomi が乱入してきたら日本メーカーはいよいよ国内においても衰退していく可能性が否めないだろう。
伸び悩んでいるスマートフォンの出荷台数は低価格スマートフォンで賑わいを取り戻すかが 2020 年の一つの見どころになりそうだ。
そしてとにかく 12 月 9 日の発表を楽しみに待つとしよう。
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