やってしまった、また手を滑らせてしまった。
今月は Lenovo ThinkPad X1 Fold を迎えたばかり。なのに Xiaomi 初の折り畳みスマートフォンがリリースされたと聞いて、いても立っても要られず、、、
気づいたら着弾していたのだった。(はぁ〜また買っちゃった・・・)
これまで経験してきた Galaxy Fold や Huawei Mate Xs と比べて完成度はどうなのか。
(うっとりするほど美しい)
何回かに分けて余すことなくお届けしよう。まずは第一印象編ということで外観や使用感などを書いていく。
まるで Galaxy Fold の上位互換
Mi Mix Fold は Snapdragon888、ROM 256/512、 RAM 12/16 GB 搭載のハイエンドで 8.01 inch 有機 EL ディスプレイを採用する。
(300gを越える重量が心配だったものの開くと重心が安定しあまり気にならない)
1億800万画素(メイン)+ 1300 万画素(超広角)+800 万画素(光学 3 倍ズーム)の 3 眼カメラ、2,000 万画素セルフィーカメラ、
Wi-Fi6、NFC、指紋認証、Dual SIM(5G+4G)Bluetooth 5.2、5,020 mAh 大容量バッテリー、Android10(MIUI12)等に対応。
(1 枚のレンズが光学 3 倍ズームとマクロ撮影の 2 役を担う液体レンズが初めて採用される)
外側には 6.52 inch 有機 EL ディスプレイを備え 90 Hz リフレッシュレートに対応する。
(敢えてベゼルが太いと感じるのはこの持ち方だろうか。全体の美しさから見れば微々たるものと思っている)
購入前は「なんか全体的にベゼルが太そうだし安っぽかったら嫌だなど」と不安に思っていたが、そんな心配は実機をもつとすぐに払拭された。
というのも外側の素材は初代 Galaxy Fold に遜色ない高級感が溢れておりヒンジ部分に至っては構造がまるで同じ。最上位モデルのセラミックモデルは恐らく息をのむほど美しいはずだ。
もはや初代 Galaxy Fold の上位互換と言っても過言ではない。
ディスプレイの開閉は「体験重視型」
そしてディスプレイの開閉はすこし深堀りしていきたい。ひらく時は 1 枚の有機 EL パネルを自分で曲げる感覚(ここでは体験重視型と呼称する)が味わえる。
指をはさむと開きやすく、徐々に曲がる感じがあって気持ちがいい。
(今回購入したのは ROM 512 GB / RAM 12 GB モデル)
この方式は Galaxy Fold、Huawei Mate Xs、Mate X2、Motorola razr 2019/2020、motorola razr 5G など多くの機種が採用するメジャーな方式だ。
ただし Galaxy Z2 Fold 5G とは大きく異なっていて、途中で好きな位置で固定することができない。
(画像は Galaxy Z2 Fold 5G)
その代わり「ディスプレイを曲げる感覚」に乏しく最初から 2 画面を開くような「実用性重視型」になっている。
これはあくまで筆者の勝手な分析だが Mi Mix Fold は「体験重視型」であり、この感覚がたまらない人は気に入るのではないだろうか。
最高のフォルダブル体験
中身に関しては Galaxy の One UI とはまた違った MIUI 12 の世界観がとても楽しい。Snapdragon888 と RAM 12 GB の組み合わせだけあって動作はヌルヌルサクサク。
ただ中国大陸版なので GMS も日本語もない。Google 系アプリは Mi App ストアから Google play ストアをダウンロードすれば OK。
Chrome、Youtube、LINE、Twitter などが問題なく利用できている。
(ただし通知関連はあまり期待できない)
問題は日本語だ。中華フォントになるので PC から ADB コマンドを打って morelocale2 で無理やり導入した。
(中華フォントチェッカーのお決まり、菅直人氏にご登場頂いた)
すると多くのアプリやシステムで改善されるも、いくつかのアプリでは中華フォントが残ったりシステム自体は英語のままになっている。
(Antutu は 82 万を越えた)
ただし一昔前のキツすぎるフォントではなく個人的には許容範囲で十分に満足している。だが完全な日本語環境を好む人はグローバル版を待った方が良さそうだ。
長くなりすぎるので一旦ここで区切りをつけたい。 第一印象としてはとにかく最高すぎるの一言でフォルダブルで悩んでいる人の中で Xiaomi が好きな人はこれ一択ではないだろうか。
Twitter をフォローする!@skyblue_1985jp