今年も残すところあと 2 日となったが、5G や曲がるスマートフォン並に驚かされたのは大容量 レンタル SIM の登場だ。
月額 3,300 円で 900 GB という SIM がレンタルできてキャリアと遜色ないスピードでどんな作業も捗る。
得体が知れないことから当初は「怪しい SIM 」と呼ばれたが、今回はなぜ筆者が今年を代表するニュースに選出したかを書いていきたい。
これまでの無制限
これまで「無制限」を謳うサービスは必ず挫折して撤退を余儀なくされるか、ある程度の制限を設けてクレームの嵐がくるというのがお決まりだった。
例えば 2014 年、当時の「ぷららモバイル」が 3 Mbps 無制限プランをリリースするも申し込みが殺到。
Youtuber などが拡散すると一気にユーザーが増えて実用性を失うのだった。
ほかにも U-mobile や B-mobile(日本通信)などが無制限プランを提供するも実測値でお勧めできる物はなかった。
こうした背景から無制限プランは「いつか無理がくる」とか「ある程度の制限なしでは成り立たない」と思われていたのだ。
安定的なサービスを好きなだけ
iVideo のレンタル SIM に関しても「あまり期待を抱かないように」と言いながら人にお勧めする時は注意するようにしていた。
ところが驚いたことに利用開始から 5 ヶ月が経過したいまも重くなる気配は一向に無い。
(今月発売の LG G8X で iVideo SIM が大活躍。50 Mbps は普通に出ている)
ある程度知られても重くならない SIM はこの 5 年間では前代未聞であり、これから重くなりそうな雰囲気も今の所感じられない。
そのおかげで通信制限と利用エリアの狭い WiMAX2+ の出番は完全になくなってしまったし、好きなスマホでテザリングするのがあたり前の日常となった。
しかも基本的に「レンタル」なので急に不要になっても違約金なしで解約できるのが画期的とも言えるシステムだろう。
最小限の課金で最大に楽しむ
楽天モバイル(MNO)が近いうちに本格サービスを開始するだろう。それが破格ならば業界で大きな競争が働くかもしれない。
逆にそれほどインパクトが無ければレンタル SIM の需要は少しずつ高まっていくのではないだろうか。
かんたんなアンケートです。外出先で動画など重いデータ通信がおおい方、どのような回線使ってますか?
— Skyblue (@skyblue_1985jp) December 20, 2019
ドコモがギガホ増量キャンペーンで 60 GB を提供したことで、大手 3 キャリアは 50 GB 以上のプランを提供するに至った。
しかし 4 割値下げの大号令に始まった分離プランは 3 人以上の家族や光回線ありきの値段であり決して安いとは言えない。
(ついに 3 キャリアで 50 GB 以上のプランが揃うことになった)
1人世帯の人や異常にパケットを使う人は、どうにか知恵を絞って生き抜くことが求められているのだ。
実質賃金が 20 年間下がり続けているという悲しいニュースも流れる昨今なので、いかにスマホにお金をかけず大容量を楽しむか。
ここが情報戦を制する1つの分かれ目だと思っているので、来年も頑張っていきたい。
そして ivideo に限らず大容量レンタルプランに興味ある人は、契約期間なしで手軽に試してみるといいだろう。
リンク先:ivideo
Twitter をフォローする!skyblue_1985jp