KDDIの完全子会社、BIGLOBEモバイルは7月1日から新ブランドdonedone(ドネドネ)のサービスを提供開始する。
50GBの音声プランで春に大手3社が開始したahamo、LINEMO、povoを大幅に上回る破格。
ただし超高速通信ではないのがポイントだ。
常時3メガ、または特定アプリ以外1メガ
新ブランド(以下、ドネドネ)は高速通信ではなく常時3Mbps固定の「ベーシックU」と選択したアプリ3つ(Youtube、Instagram、Tiktok等)だけ無制限でそれ以外は常時1Mbpsの「カスタムUプラン」に分かれている。
(支払いはクレジットカードのみ)
「MVNOだから速度が心配」という不安を逆手にとった戦略と言っても過言ではなく常時3Mメガで足りる人、または特定のアプリ以外1Mbpsで足りる人をターゲットにしている。
アプリや大容量ファイルのダウンロードには向かない一方、動画視聴やSNSメインであれば本当にahamo、povo、LINEMOを上回る実用性を持つだろう。
なお提供されるのはau回線で今後eSIMにも対応予定とのこと。NTTドコモ回線を扱ってきたBIGLOBEモバイルだが、今回こそはau回線で攻めるようだ。
何気に0円SIMも登場
もう一つ気になるのがSMS・音声非対応の「エントリー」プラン。128Kbpsの低速が0円で使い放題となっている。
BIGLOBEモバイルの「ドネドネ」、何気に0円SIMがあるんですよね。128Kbpsなので誰得な感じしますが😅 pic.twitter.com/oxl2IiFWyE
— Skyblue (@skyblue_1985jp) June 30, 2021
もはやブラウザでの調べ物やTwitter等も厳しいと思われるが「アプリの通知だけでも助かる」といった最低限の使い方に需要があるのかもしれない。
それにしてもKDDIグループの攻勢は凄まじい。au、UQモバイル、povoに留まらずMVNOのBIGLOBEモバイルで大きく仕掛けてきた。ソフトバンクやドコモの追随はあり得るのか。
そして楽天モバイルの動きにも注目していきたい。
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