MVNO、いわゆる格安SIMの加入者数が初めてマイナスに転落というニュースが流れてきた。
それも無理はない。KDDIとソフトバンクのサブブランド、UQモバイルとワイモバイルが強すぎるのだ。
ワイモバイルは2回線目以降990円、UQモバイルは電気割セットで1回線目から990円。2社ともに全国ショップサポート付きですもん。MVNOは無理ゲーですわ😂
格安スマホの契約数が初のマイナス…携帯大手の料金引き下げが影響(ニュースイッチ)#Yahooニュースhttps://t.co/Ewsg92mKVY
— Skyblue (@skyblue_1985jp) June 28, 2021
しかしMVNOも負けてばかりはいられない。6月28日、HISモバイルは「格安ステッププラン」を打ち出した。
業界最安値の音声プランが登場
同プランの特徴は音声プラン+1GBデータ通信をわずか月額590円で維持できること。
(HISモバイルはドコモ回線を利用したMVNO)
Wi-Fi環境下でしかデータ通信をしない人、スマホにお金をかけたくない人には破格であり3GBですら790円。ピーク時のデータ通信速度を考えなければIIJ mioよりも安いことになるのだ。
また毎回5分間の音声定額オプションも月額700円で用意され1GBで足りる人なら月額1,290円、3GBでも月額1,490円で持てる。
もちろん専用通話アプリは不要でNTTドコモと同じようにスマホの通話アプリから発着信が可能。1年後に割引が無くなると言った落ちもないことから自分で設定できる人には需要があるかもしれない。
例えば楽天モバイルの予備回線に
他にも色んな活用方法があると思われるが、Dual SIMスマホを活用すれば楽天モバイルとの併用が便利ではないだろうか。
まもなく人口カバー率96%を達成する同社はauパートナーエリアを終了する予定だ。そうなると少なからず圏外エリアが出てくるだろう。とくに地下、山間部、オフィスビル屋内などでは顕著に起こる。
HISモバイル回線を併用すれば楽天圏外時でのLINEでメッセージ送受信、送信SNS通知確認、QRコード決済等のちょっとした事をカバーできるはずだ。
また通話に関しても心強い。Rakuten LINKでは110や119番発信ができないのに対し、格安ステッププランでは可能。つまり楽天圏外時はデータだけでなく災害や事故の緊急通話手段としても心強い。
このように楽天モバイルを安心してフル活用できる590円の保険として考えてもHISモバイルの活用方法の1つになりそうだ。
IIJ mio や OCNモバイルに負けない価格設定ではあるが、どれだけのユーザーに訴求できるだろうか。旅行業で苦戦するHISには是非底力を見せてもらいたい。
リンク:HISモバイル
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