ソフトバンクのLeitz Phone 1 は一括購入すると最初からSIMフリーで提供される。他社SIMカードを検証した結果、全キャリア利用できたので使い方をご紹介したい。
ちなみにソフトバンク公式の対応周波数はこちら。
(引用:ソフトバンク)
ドコモとKDDIのプラチナバンド(B18, B19)や3.5GHz帯4Gや5Gまでカバーされ、キャリア版としては理想的なSIMフリー仕様になっている。
APNは手動入力が必要
さてここからが本題でまずはドコモから見ていこう。ソフトバンク以外のSIMカードを利用する際は「APN」の手動入力が求められる。
「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「詳細設定」→「アクセスポイント名」の順にすすみ「+」をタップする。
ドコモ正規契約(5G, Xi, ahamo共通)の場合 APN欄に spmode.ne.jp (コピペ可)と入力しよう。
保存して完成した項目をタップすればVoLTE通話、 SMS、4G/5Gデータ通信ができるはず。繋がない場合はAPN欄を次のとおりに編集してみよう。
「認証タイプ」PAPまたはCHAP
「APNプロトコル」IPv4/IPv6
「APNローミングプロトコル」IPv4/IPv6
保存して機内モードをオン・オフするれば確実に接続できるはず。
(NR n79非対応も600~800Mbpsは記録するはず)
MVNO SIMを利用するには改めてAPNを作成する。
APN名は適当で構わないが「APN」、「ユーザー名」、「パスワード」の3点は各MVNOのWebサイト等を確認して間違えないよう入力していこう。
「認証タイプ」以下は保存しても繋がらない時だけ参照すればOKだ。
au 5G/povo は共通設定
続いてau回線も設定すれば5Gを含めて快適に利用可能。
ドコモと同じ手順で以下のau公式APNを入力しよう(コピペ可能)
APN:uad5gn.au-net.ne.jp
ユーザー名:au@uad5gn.au-net.ne.jp
パスワード:au
入力したら忘れずに保存。
出現したボックスにチェックを入れて飛行機モードをオンオフしてみよう。VoLTE、SMS、5G/4Gデータ通信が可能になる。
5Gは場所によって600~1,200Mbps程度出るはずだ。なおUQモバイルは以下のAPN設定項目を追加すれば利用可能。
APN:uqmobile.jp
ユーザー名:uq@uqmobile.jp
パスワード:uq
UQモバイルは今夏より5Gに対応予定で、おそらく対応すると思われる。
楽天モバイルも手動設定
どんどん進めていこう。楽天モバイルUN-LIMIT VIは手動ながらAPN欄に rakuten.jp を入力すれば終了。
「ユーザー名」と「パスワード」を飛ばして保存。機内モードオン・オフでデータ接続できなければ「認証タイプ」以下を設定すれば確実に繋がるはずだ。
(5Gエリアでは300~450Mbps前後で使い放題だから凄い)
VoLTE通話、SMSはもちろん無料通話アプリ Rakuten LINK もバッチリ。ただしKDDIパートナーエリアの自動切換は対応可否を検証中なので分かり次第追記する予定。
ワイモバイルはSIMを挿すだけ
他社SIMカードの使い方はザックリ掴めてきただろうか。最後にワイモバイルに触れておくとSIMカードを挿入するだけでVoLTE通話、SMS、5G/4Gデータ通信がすべて利用できた。
興味本位でAPN一覧をみてみると秘密の項目が出現しており、未検証だがLINEMOや他のSoftBank系MVNOは手動入力によるAPN設定が必要になりそうだ。
ソフトバンクの転用5Gも利用可能なことから、もっとも快適な通信ができるだろう。
全体を通して
というわけで充実した対応周波数のおかげで4キャリアのVoLTE通話、SMS、4G/5Gデータ通信が可能であることがわかった。
まだ未検証のこともあるがネットワーク利用に関して不明な点があれば是非コメント欄にご要望や意見などをお寄せ頂ければ幸いだ。
まだ一日しか利用していないが、とくにXperia 1 Ⅲなどと比較しながら18万円の価値に関する本音レビューやAQUOS R6から進化したアップデートポイントなども時間をかけてお送りしていきたい。
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