7月15日、NTTドコモは海外でも5G国際ローミングに対応した。
現時点ではグアム、サイパン、韓国、中国、タイの5地域のみ。順次拡大するというが、一体どれくらいの実力があるのか気になるところ。
今回、タイのバンコクにやってきたので実力を測ってみることにした。
どこでも400Mbps越えの超高速
タイのバンコクでは日本のWiMAX2+と同じ2500MHz帯で5Gネットワークが展開されている。屋外、屋内、地下鉄などじつに広域に網羅され表記はずっと「5G」のまま。
サービス開始前に来た時はデータ通信中に「4G」になっていたのだが、今回は5G表記のまま。そして地下鉄でテストしたところ、、なんと400Mbpsを観測。
中心部から電車で郊外にまで行ったが、やはり途切れることなく4G表記を見ることが少なくなった。これは日本よりもだいぶ進んでいる印象だ。
いっぽうで「Ping値」が遅く、サーバー接続速度に少しだけラグを感じるのも正直な感想だ。
ただし純粋なTrue回線ではPingが高速で実測値600~800Mbps出るため、若干遅いのはドコモ回線を経由して現地キャリア"True"に接続した影響のように思われる。
(5G対応Trueデータ通信SIMで検証)
海外データローミングは便利であるが、超高額な請求がくるデメリットもある。まして5Gなんて使ったら普通の契約では青天井になってしまうだろう。
そこで次項からお勧めの契約と端末を解説していきたい。
ドコモahamo回線なら20GBまで無料!
携帯電話にお金をかけたくない人は、NTTドコモのahamo回線がお勧めだ。月額2,970円でデータ通信20GBまで使い放題。海外滞在時もこの20GBの範囲内でパケットを利用できる。
空港に到着後すぐ利用できるため、現地SIMカードを買って入れ替えたり、Wi-Fiスポットを探してアタフタすることもない旅行の強い味方だ。
この20GBの範囲内であれば、対応地域で5G通信を存分に楽しめるはずだ。デメリットは海外利用は最大15日までに限定されること。しかし多くの人は1週間もあればで足りるだろう。
そして今後海外に行く人はahamo回線必須である。
5G受信端末は「iPhone12、13」がベター
回線が揃ったら5G対応スマートフォンを選びたい。ここで注意したいのが日本のキャリアスマホはタイの5G"n41"に軒並み非対応で、持ち込んでも繋がらない。
iPhone12、13シリーズ(SE第3世代も可)なら世界中の5Gネットワークに対応するため、タイのみならず他の国でも受信できるようになるだろう。
まだまだコロナが落ち着かない世界だが、モバイルネットワークも確実に次世代を迎えつつある。これが5年後、確実にスタンドアローンになっているかもしれない。
もし該当地域に渡航される場合はぜひ5Gを試してみよう。
リンク:ahamo
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