先月、Mate20 Pro買わなくていいのでは!?という趣旨の記事を書いた。カメラに至っては完成系の境地に達しており、P20 Proの白ロム価格が下落傾向にあるからだ。
(関連記事:この冬、Huawei Mate20 proよりも、敢えてP20 Proをお勧めしたい理由3選・・・)
とはいえ、実際にMate20 Proを使って初めて見えてきた違いも露呈した。あくまでも個人的に感じた明確な違いをレビューしたい。
①ヌルヌル感、動画編集やゲームを楽しむなら・・・
大きな違いがあるとすれば、真っ先に挙げたいのが処理能力だ。Mate20 ProのAntutuベンチマークスコアはP20 Proと比較して1.5倍程速く、経験した事のないヌルヌル感を味わえる。
(iPhone XS Maxに勝るとも劣らない凄まじさ、Antutuベンチ30万点越え)
(左がGalaxy S9 Plus、右がHuawei P20 Pro。両者を軽々と抜いている)
(メモリ8GBを搭載したOPPO FIND Xといった化物クラスよりも上なのだ)
今冬リリースされるPixel3、Oneplus6、Galaxy Note9などのチップセットを遥かに凌駕しており、何年も使えるはずだ。動画編集やゲームを楽しみたいならMate20 Proをお勧めしたい。
②コスパ重視、カメラ重視なら・・・
前回のレビューでも書いたが、Mate20 Proのカメラはどうも寒色に強く白飛びが多い気がしている。広角と標準を区別できたり、撮影しようとする料理のカロリーを算出してくれる。
(Mate 20 Proで試しにバナナをかざしたところ、認識してカロリーを算出してくれた。)
少しでも面白さや新しさを追究する人には向いているが、そこまで求めないからコスパを重視したいのであればP20 Proで十分だろう。
③大容量が必要な人はMate20 Pro
ところで、大事な要素があるのを忘れていた。P20 Proはmicro SDカードが入らず、一般的には128GBモデルしかない。「カメラを売りにしているのに、なぜ拡張性がないのだ」と嘆く人が相次いだ。
一方、Mate20 Proは上位機種に256GB(RAM8GB)が存在し、Huawei独自規格のNMカードを追加できる。流行るかどうかは別として、写真や動画、音楽、アプリで合計が300GBを越えてしまうような人には向いているはずだ。
最後に
あと大きな要素といえば、エッジディスプレイが受け入れられるか否かだろうか。どちらも申し分ないほど綺麗なディスプレイだが、エッジの場合はフィルムを貼るのが難しかったり、貼っても剥がれてくる率が高い。
欲を言えば両方欲しいところだが、端末価格は毎年跳ね上がるばかり。じっくり比べて納得いく方を選びたい。