昔は読み方すらわからない人が多かったHuawei(ファーウェイ)、気がつけば今年もっとも市場を盛り上がったメーカーではないだろうか。スマートフォン初の3眼レンズでカメラ競争を制し、スマホ出荷台数がAppleを抜いた。
何より驚くのは、思わず「マジで!?」と言いたくなる新機能を追究する姿勢だろう。今回はMate20 Proに搭載された、逆充電機能をご紹介したい。
①背面でWireless Qi機器を充電できる!
噂では聞いていたが、実際に試して感心したのがこれ。設定からバッテリーの項目へ進むと「ワイヤレス給電」という項目がある。
オンにすると下の画像のような指示がでるので本体を裏返しにする。
そしてQiに対応したiPhone XS Maxを乗せてみると、、、
(わかりやすくするため、若干iPhoneの角度を傾けている)
ちゃんと充電が始まっているではないか。これには感動。画像ではケースなしで充電しているが、ケースによっては装着したまま充電できる。(ケースだけにケースバイ、ケースといったところだ)
②ネタなのか、偶然か!?NFC同士が反応して笑った
この給電機能を利用するには、Mate20 Proも充電されるスマホ側も、当然ながら背をくっつける事になる。両端末のNFCがオンになっているとお互いが反応してしまうのは実に笑った。
(完全に隠れてしまっているが、Mate20 Proの上にiPhoneを置いている)
(Mate20 Pro、そして別のiPhone XS Maxをお借りしてケース付きで試した結果。やはりApple Payが反応した。)
iPhoneであればFelicaが自動的に起動して、Suicaの支払い画面が出てきたり、Android同士だと情報集積タグが反応してしまう。考えれば当たり前なのだが、給電時はどちらかのNFCをオフにしておくのが無難だろう。
最後に
Appleですら、新製品の発表会は「答え合わせ」と揶揄されるようになった。そんな成熟しきったスマートフォン市場に、顧客を驚かせるのは容易ではない。次は何をやらかして(いい意味で)くれるのだろうか。
ディスプレイ内指紋認証、高速な顔認証、逆ワイヤレス充電、Antutuベンチマーク31万点超えを備えたMate20 Proは、まもなく日本にも上陸するはず。日本向け価格も含め、楽しみに待ちたいところだ。