スマートフォンが大型化して、iPhoneですら6.5inchになった2018年。さすがに手が疲れるという需要から小型ケータイへの注目が高まっている。そんな中、久しぶりにdocomoが消費者を驚かせたのが2種類のカード型ケータイだろう。
一つは既に発売されている、ワンナンバーフォン。メインで利用する電話番号を2つのデバイスで持ち歩けるという、画期的な機能を搭載。スマホを家に忘れても、カード型ケータイを持っていれば出先で困る事がない。
そしてもう一つが本日発売のKY-01L。電話とSMS、テザリング以外の事がいくらかできるので、注目度が最も高い。果たして買いなのだろうか。
①ガジェットとしてのワクワク感は凄まじい
都内の某docomo shopで、じっくりと説明を受けながら操作させてもらった。基本的なAndroidと同じ操作感で、特に慣れが必要という事がない。機械操作が苦手という初心者にも嬉しいポイントだ。
特にガジェットが好きな人には、「この端末で、こんな事をしてやったぞ」というワクワク感(無限の可能性)が堪らないはずだ。
(Twitterができるかな!?とログインしたら、タイムラインくらいはみることができて興奮。)
こうした楽しみができる人は、ネタとして購入するのはありだと思う。ただしスペックが非常に低いためカクカクしたり、もたついたりするので実用的か否かは人によって判断基準が異なってくるだろう。購入前にかならず実機を触る事をお勧めしたい。
②非常に惜しいのが本体価格
「防水が弱すぎる」とか、「バッテリーの持ちが短い」とか、既に色んな事が言われているが個人的に最も気になったのが本体価格。一括購入価格が31,752円と安くない。
月々サポートが891円あるため、一括で購入すれば毎月815円程(カケホなし、データ2GB)で持てるのだが、3万円にしては機能が限られすぎているというのが正直な感想だ。LINEが利用できないため、その時点で候補から外れる人もいるだろう。
(Niche-Phoneにはない電卓が便利だが、早打ちには向かない)
ネットもできるが、それならメインスマホを手に取った方が早く、スピーカーには対応していないため、「価格の割に・・・」と不満がでるかもしれない。先発のワンナンバーフォンが1万円ポッキリで購入できたため、割高感が否めない。
最後に
アイデアは画期的だし、触らずとも使いみちが決まっている人やガジェット好きな人には即買いレベル。ただし、ある程度の実用性やバッテリーの持ち時間、そして価格帯など総合的な満足度を追究する人にはあまり向いていないかもしれない。
ともかく、注文する前にdocomo shopで触ってみることをお勧めしたい。その上でワンナンバーフォン、Niche-Phoneなど他の選択肢を探ってみるのもいいだろう。