ソニーモバイル渾身の一作、Xperia1Ⅱ 香港版の品薄が続いている。
現地メディア e-price HK によると売れ行きが堅調で在庫がたりず、正規価格 7,999 香港ドル(約 11 万円)での販売が続いている。
言われてみれば香港に拠点をもつ通販サイト「イートレン」や「EXPANSYS」も在庫を切らしており、輸入を検討している人にも影響がありそうだ。
パープルとブラックに人気が集中
筆者は中古 PC ・白ロムでお馴染みの「イオシス」で購入したのだが、パープルとブラックが即売り切れてホワイトが暫く残っていた。
(キャリアロゴや無駄なアプリが一切ない海外モデル)
この傾向はどうやら海外でも同様で EXPANSYS では 6 月 30 日 22 時 30 分時点でホワイトだけが 40 台も残っている。
ちなみにパープルとブラックは 1 万円たかい価格で品切れだ。
決して不人気という訳ではないが、とく色を気にしない人はホワイトなら手に入りやすいだろう。
日本版 Xperia1 が転売されている??・・・
そして面白いニュースも飛び込んできた。6 月に「じゃんぱら」で販売されていた 39,980 円(税込)が香港の電気街で転売されているという。
(2019 年のフラッグシップモデルが SIM ロック解除されて破格だった。現在は完売)
日本のスマートフォンが香港の中古ショップ等で販売されるケースはゼロではないにせよ珍しいことだ。
場所は香港の深水埗(シャム・スイ・ポー)で、e-Price HK によれば広東語の ROM が焼かれて提供されているとか。
(シャムスイポー電気街付近、2019 年に筆者撮影)
というわけで低価の Xperia1 と新発売の Xperia1Ⅱがともに人気で、値下がりを待っている人は少し先になることを覚悟した方がいいかもしれない。
新型コロナウイルス関連で製造から出荷まで何かと遅れが出やすいので、納得できる価格を見つけたら早めに購入した方が良さそうだ。
最後に
最後に香港版 Xperia1Ⅱの注意点を述べておきたい。まず海外版 Xperia は Root を取得しない限り国内での VoLTE 通話ができないこと。
つまり au や楽天モバイル UN-LIMIT はデータ通信しかできず、ドコモとソフトバンク(Y!mobile等)は 3G 通話のみ。
そこで厄介なのがドコモ 5G SIM での利用だ。同社は 5G 契約者に対して 3G (FOMA)を停止すると予告していて、その時期を 5 月下旬としている。
(通常 500 ~ 600 Mbps でる場所でも 134 Mbps とかなり低速だった)
つまり明日、明後日、急に 3G が止まって電話ができなくなる可能性があるので 5G 検証目的もかねて購入された人は十分に注意しよう。
逆に 4G 契約や MVNO SIM では 3G 通話の利用が 2026 年まで可能であり FOMA プラスエリア対応で安心できる。
5G に関してはドコモとソフトバンクでデータ接続を確認済みだがいずれも低速で、au に関しては 4G 接続しかできなかった。
もし検討している人がいれば何かしら参考になれば幸いだ。
出典:e-Price HK (中国語) リンク:EXPANSYS
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