Galaxy Fold や Huawei Mate Xs などディスプレイを折り畳むスマートフォンが現れて久しいが今度は折り畳むノート PC, Lenovo Thinkpad X1 Fold が日本に上陸した。
(発売自体は昨年ながらソフトバンクの取扱いとともに実機が登場@ヨドバシアキバ)
タブレットよりも遥かに大きな 13 inch ディスプレイを折り曲げる。
画面の間にキーボードを挟んでラップトップのように使ったり、キーボードとマウスを離れた場所から操作するなど多様な使い方ができるキワモノだ。
ただしお値段は 320,000 円からとなっていて 5G モデルは 40 万円近くなる。
「ならばソフトバンクから買ってみるか?」と一念発起したのだが、そもそも在庫がどこにもないことが分かってきた。
都内の主要直営店にも在庫なし・・・
ソフトバンクが扱うのは SIM スロット搭載の 5G モデルで 5 月 31 日までに購入すれば 50,000 円相当のアクセサリーが付属する。
(純正マウス、イヤホン、モバイルバッテリー、プロテクション保護フィルムなど)
最寄りのソフトバンクショップや量販店には価格が掲示され、一見すると在庫があるように思うだろう。
だがスタッフに声をかけると「量販店には在庫が降りてこないレベルです」と言われたり「法人窓口から買ったほうが早いのでは?」という答えが返ってきた。
どうやらショップは購入の窓口でしかなく、申し込んで審査が通ると発注される仕組みらしい。
これは直営店クラスの店舗もおなじで、ソフトバンク銀座、表参道、渋谷に問い合わせても在庫なし、何とか展示だけ有りという結果だった。
うーん、、残念。ソフトバンクが扱うと言っても「受注生産」のようなもの。いくつか店頭にストックがあると嬉しかった。
ソフトバンク版のメリット
ただし今回ばかりはソフトバンクで買うメリットがあるかもしれない。
それが「トクするサポート+」で 48 分割した金額を 2 年間支払うと残り 24 ヶ月分がゼロ円になるというお得意のアレだ。
これを使うと 8,385 円 × 24 回払いになり 2 年間 201,240 円で利用できる。もちろん気に入って 3 〜 4 年使いたければ全額払ってもいいが、2 年後には CPU、バッテリー、デザインともに強化された新製品が出ているだろう。
しかし 40 万円で普通に買った場合は 2 年後に 20 万円で売却できる自信がない。なぜなら 5G モデルが 2 年以内に大幅値下がりする可能性はゼロではないし、いくら大切に使っても使用感やバッテリーなどは消耗していくはず。
(イオシスにて中古品を発見。2 年後の相場やいかに)
さらに 5G 規格は今より大きく進化していることを予想すると、やはり 2 年後に返却して結果 20 万円を支払う選択肢はお得ではないだろうか。
デメリットはソフトバンク沼
もちろんデメリットもある。それはそうだ。ソフトバンクがそんな美味しい話をオチもなく提示してくるわけがない(辛辣)
デメリットは製品を返却した 25 ヶ月目に、ソフトバンクが指定する製品に買い替えねばならないこと。
ではどのような製品への買い替えが対象になるのだろう。直営店スタッフに質問したところ「 Thinkpad X1 Fold はタブレットに該当するので、今なら iPad や Lenovo タブレットへのお買い替えになります」と案内された。
なるほど。。だとすれば 25 ヶ月目の製品返却と同時に iPad を購入し、SIMロック解除、一括支払いをして未使用品として売却すれば 1 〜 2 万円の損失だけで沼から脱出できないだろうか。
(いまや iPhone と Pixel の割合が多くなったソフトバンク直営店)
もちろん Thinkpad X1 Fold も iPad も回線契約なしで買うことが前提だ。あくまで皮算用の領域だし、2 年後の製品ラインアップは保証されないので独り言ではあるが、今回ばかりは試してみる価値はあるかもしれない。
ひとまず実機を確認したのはヨドバシカメラアキバ(Lenovo売場)、ソフトバンク渋谷、ソフトバンク表参道、ソフトバンク銀座の 4 店舗。もし興味ある方はぜひ寄ってみよう。
欲しくなっても持ち帰り在庫はないので申し込むか、本当にすぐ欲しい人で 5G にこだわらないのなら、下記リンクから Wi-Fi モデルを買うのが最速だろう。
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