欧州における iPhone のシェアが年々さがり続けている。
Canalys によれば下落率は 2018 年比でマイナス 17 % で、サムスン、ファーウェイにつづき 3 位を死守している。
アップルには何が足りないの!?
アップルに足りてない物はないか。答えは明白で「低価格モデル」のラインアップだろう。
サムスンなら Galaxy S10 シリーズの下に Galaxy A 20, 30, 40, 50, 60, 70, 80 など幅広いミドルレンジを用意して、国によってニーズの違いを考え投入している。
ちなみに日本には Galaxy A30 が投下され、低価格ながらの完成度の高さが話題をよんだ。
(白ロムは 29,800 円相場を崩さず人気を保っている)
いっぽうファーウェイは毎年「lite」 が好調で、日本での成功は P lite の存在なしには語れないだろう。
今年は 3 万円台にして初の 3 眼レンズを搭載。SIM とのセット購入で 15,000 円以下で入手できてしまう。
このようにサムスンもファーウェイも 30,000 円前後で買える高品質スマートフォンが年になんかいも出てくるのだ。
アップルは型落ちでも安くない
一方でアップルはハイエンド端末しかリリースせず、廉価版 XR ですらスペックは異常にたかい。
iPhone 7 や 8 のように型落ちとなったモデルですら公式価格は 5 万円を越えており、気軽に買える価格ではないのだ。
もしも本気でシェアを奪還したいのならば、型落ちの公式価格を 3 万円以下にまで下げて販売をつづけるか、
まったく新しい真の廉価版 iPhone を展開する必要があるだろう。
じっさい中国国内向けには特別モデルの製造が噂されており、危機感を抱いているのは間違いあるまい。
最後に
アップルとしては iPhone の生産を一段落させたつもりかもしれない。
ハードよりも、Apple Card、Apple Arcade, Apple Music、Apple Pay、App Store などサービスによる収益だけでも膨大なはずだ。
9 月には iPhone 11 (仮)が控えているが、そのうち 3 万円台の iPhone も同時リリースされるようになれば、また別の盛り上がり方が見られるかもしれない。
いままで iPhone を手にしたことない人にもサービスを届けることで、シェアはまだまだ伸びるはずだ。
出典:iPhone market share in Europe drops 17% as Samsung pulls further ahead
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