昨日に発表されたソフトバンクの「半額サポート+」 に関して Twitter 界隈がざわついている。
ソフトバンクの顧客でなくとも利用できることから「本当に端末だけが購入できる時代がきたのだな」と一度は時代の変化を感じた。
ところが他社キャリアのユーザーが購入しても 100 日間は利用できないという最悪すぎるオチがあったのだ。
端末に SIM ロックがかかっている
例えばドコモユーザーが半額サポート+ を利用して iPhone XS を購入したとしよう。
購入後 iPhone にドコモ SIM を挿しても SIM ロックがかかっていて認識しない。
「SIM ロック解除すればいいじゃないか」という話なのだが、一括購入ではないため即日の解除はできず 100 日待たねばならない。
つまり買っても SIM が動作せず使い物にならないのだ。
発表会では他キャリアのユーザーも本体だけ購入できると謳っていたが、それはあくまでも建前上の話であることがわかるだろう。
これは酷いというか、自社の評判を落とす以外のなんでもない。
ショップの人がクレームを受けそう
「 2 年使って返せばいいのか。よし、じゃあドコモユーザーの自分でも端末はソフトバンクで買ってみよう」という人が来店したとする。
しかし上述のとおり買っても使えないことがわかったら、その顧客はどんな気持ちになるだろうか。
当然ながら「え?ではなぜこんな仕組みを宣伝しているのだ」という話になるだろう。
ショップの人からすれば理不尽に怒られるわけで、それが毎日続いたら精神的に持たなくなりそうだ。
(せいぜい LINE モバイルなどソフトバンク系 MVNO で動かすしかない)
もし筆者がスタッフだったら「ソフトバンクの MVNO ユーザー様向けなんですよね」と力いっぱいの言い訳でかわすことしかできない。
やっぱり安定のソフトバンク・・・
昨日は 4 つのストレスを解消するという趣旨の発表会で他の内容はけっして悪くなかったと思っている。
しかしこんな落とし穴があることを公然とやることにショックを受けたし、ソフトバンクの本質を垣間見たような気がしてきた。
そして総務省もこの法の穴をついた仕組みに関しては黙認しているようだが、せっかく進めてきた改革をここで止めていいものだろうか。
スマートフォンを積極的に使う世代ならまだしも、高齢者を騙して契約させる代理店もあるようなので、そうしたことを防止するためにも厳しく指導すべきではないだろうか。
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