LINE PAY が迷走をきわめている。10 月末に詳細がアナウンスされるはずだった審査型の VISA カードが延期となった。
同カードはポイント還元率 3 % を誇ると話題になっていたのだが、LINE PAY 自体の改悪がつづいて魅力を失いつつある。
今回はそもそも LINE PAY の何がすごかったのか、そしてどのようにグダグダになってきたのか整理したい。
一斉を風靡した LINE PAYカード
2017 年に大きな盛り上がりをみせた LINE PAY プリペイドカードは、決済金額の 2% をポイント還元するプログラムを実施していた。
還元されたポイントは現金としてチャージして再び利用するか、不要であれば銀行口座に出金できる夢のようなシステムだったのだ。
(一時期はコンビニで簡単に購入できた)
多くの人が物理カードの JCB プリペイドカードを活用していたはずなのだが、ある時このプログラムが大きな改悪を迎えることになる。
2% 還元はごく一部の QR コード利用者に
まず悲報だったのが 2018 年 5 月をもって JCB 物理カードでの 2% は終了したこと。
そして全 LINE PAY ユーザーが曖昧な基準でランク付けされる「マイカラー制度」という制度がはじまった。
LINE PAY の利用頻度、決済金額、QR 決済の有無などに応じ還元率が毎月変化するというもの。
とくに沢山使っていたのに 0.5% のホワイトや 1% のレッドに分類されたユーザーから総スカンをくらい、ここで一気に利用者が "kyash" と呼ばれるサービスに流れた。
さすがに反省したのか「マイカラー」の基準は明確になり QR 決済での利用で+ 3% 還元などを実施するも、一度離れたユーザーはそう簡単に帰ってこなかった。
そして誰もが予想しない最後の改悪が起きてしまう。
LINE ポイント超改悪のお知らせ
冒頭で述べた「銀行口座に残高を出金できる」機能が年末で封じられ、魅力的な他社ポイントへの移行もほぼ終了することになる。
筆者も LINE ポイントをメトロポイント経由で ANA マイルを貯めていたため、魅力が半減し「なんだかこの会社大丈夫かな」とまで思うようになった。
とにかく LINE 社としては「ユーザーをコード決済に誘導させたい」という魂胆がみえみえであり、
それが上手く行かず巨額の投資が回収できるか不安になり始めている様が、いくどとなく続く改悪から透けるように見えるのだ。
最後に
そういえば最近、友人や家族からの連絡以外にやたら広告が届くようになったと思わないだろうか。
LINE 公式だけあってブロックしても再び通知がきて、グループ全体が焦っているような感じがする。
多くの国民がスマートフォンにインストールしていて、国内外で成功しているのは間違いないだろう。
ただし日本における LINE PAY コード決済は普及したものの PayPay を相手に大きく苦戦しほかの事業の足を引っ張っているようだ。
仮に 3% 還元のカードが開始されても、またコロコロと規約を変えてこないだろうか。
かわいいキャラクターが泣いているような気がしてならない。。。そろそろ LINE アプリ自体から解放されたいとすら思い始めている・・・
Twitter をフォローする!skyblue_1985jp