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姿を消したソフトバンクのペッパーロボット、100 万円払ったのに買取価格たった 5 万円・・・

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2013 年、世間をあっと驚かせたソフトバンクのペッパーロボットは日本全国の企業や空港などで導入された。

「ついに人工知能を搭載したロボットが人間の代わりに働く時代がきた」と誰もが思っただろう。

たしかに数年前まではアパレルの GU、ソフトバンクショップ、那覇空港や上野駅にいた。

(とあるおもちゃ屋さんにいたペッパー)

(2017 年撮影。JR 上野駅ではパンダのようなペッパーがいた)

ところが最近になって一気に街から姿を消した。一体なにが起こったというのだろうか。



実用性に欠けて採算とれず・・・

ペッパー関連のニュースを調べてみると悲惨な過去が浮き彫りになった。

購入者の感想をしらべていくと「まともな会話のキャッチボールができない」という声が目立つ。

なるほど、案内約として一方的に話すプログラムはあっても、会話の相手が期待する応答ができないようだ。

 AERA dot. によればペッパーロボットを採用した企業の 8 割が「もう要らない」と契約更新しなかったという。

ロボットを手掛けるソフトバンクロボティクス株式会社は採算がとれず 2017 年に 300 億円を超える債務超過に陥っていた。

 

買取価格 5 万円・・・・

年末のテレビ番組を観ていたら偶然にもペッパーロボットの買取を依頼する人が出演していた。

出演者は本体と通信費用あわせて 3 年間で計 100 万円以上支払ったというが、いまや需要がとぼしく買取相場は 5 万円だという。

人間の代わりになると言われた期待が大きすぎたのか、それともソフトバンクの孫正義社長がペッパー事業を過大評価しすぎたのだろうか。

2015 年から普及して 2018 ~ 2019 年に 3 年契約を終えたペッパーは更新されず次々と街から姿を消している。



最後に

損社長のペッパーロボット紹介プレゼンは、まるで友達と会話しているように意思の疎通ができて、人の話し相手になれるような見せ方だった。

あれが期待を膨らませすぎたのだろう。言葉は悪いが結果として人々の期待を裏切るどころか騙したとすら思えてしまう。

ここのところ WeWork や OYO 、はたまた Uber など出資会社が次々と問題を起こしているソフトバンクグループ、

ペッパーの消失が同グループ崩壊の序章でなければいいのだが。。

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