ひとつ前の記事で au Online Shop にて白ロム購入が可能になったと書いた。
では「単体購入」は具体的どんなメリットがあるのか。今回は筆者の視点から3つの利点を述べていきたい。
値下げ品が誰でもゲットできる
まずひとつ目は「値下げされた商品を誰でもお得に購入できる」ことだ。
これまでは人気商品がどれだけ値下げされてもau回線を持たない人は購入できず「機種変更」や「新規契約」に限定されていた。
しかし白ロム単体購入が可能となった今、値下がった商品を誰でも堂々と購入できる。例えば発売当初 79,935円だったau 版 Google Pixel5を見てみよう。
au Online Shop の白ロム販売、もし景気づけに買われる方は Pixel5 がGoogle直販よりだいぶ安くなってますよ(*´艸`*) pic.twitter.com/xPzBJrxwoc
— Skyblue (@skyblue_1985jp) May 29, 2021
現在では一括価格 65,775 円まで値下げされ、この価格はなんとGoogle 直販価格より9,225円も安い。
こうした突然の値下げに対してauユーザー以外でも反応できるようになったのは大きな変化ではないだろうか。
特に Pixel5 はドコモ、ソフトバンク、楽天モバイルなど他キャリアのネットワークにも対応する万人向けとも言えるスマホ。こうした旗艦モデルが値下げされれば、その度に界隈が盛り上がるかもしれない。
au系SIM利用者の選択肢が広がる
そしてもう一つのメリットは「au系SIMユーザーの端末選びが大幅に広がること」だ。
例えばUQモバイルやau MVNOでは高スペック端末がラインアップされず「月額料金は抑えたいが最新のGalaxyやXperiaで運用したい」という層はauの中古品が出回るのを待つほかなかった。
(画像はGalaxy Note20 Ultra。思い切って海外版を購入する人も多かったのではないだろうか)
しかし今後はauオンラインから購入してSIMを挿せば一発で使えるようになる。povoは au 5G スマホ、UQモバイルと au MVNO は 4G/5Gスマホともに利用可能でSIMロック解除すら必要ない。
(画像は OPPO FIND X2 Pro にBIGLOBEモバイルau回線を挿入した場面)
昔はキャリアスマホをSIMロック解除しないとMVNOが使えない等の制限が存在していたのだが2017年8月以降の端末にはそうした制限を禁止するガイドラインが適用され、いまauスマホとサブブランドおよびMVNO SIM の互換性は快適そのもの。
今まで無縁とも思っていたようなハイエンドも選択肢に入るなら au 系SIMユーザーは端末の選択肢が広がって胸熱ではないだろうか。
知識のある人が得をする
そして最後のメリットは既存 au ユーザーで知識を持った人がうまい事立ち回れることだ。
まず白ロム購入なら今まで機種変更に費やしていた3,850円の「事務手数料」が発生しない。
また今後発表される新料金プランが実質的な「改悪」となった場合でも「機種変更」をしないことで半ば強制的なプラン変更を回避できるだろう。
さらに上級者向けの話となるが auでスマホを購入してその後ずっと白ロム購入を続けていれば my au システム上の端末利用期間を延ばすことができる。こうした仕組みを利用すれば1年後に「au Online Shop お得割」をちゃっかり受けられる可能性もゼロではない。
もちろん白ロム販売開始に際してKDDI も諸制度を変更してくる可能性も考えられるから断言はできないが、詳しいがゆえに有利になるよう立ち回れるのではないだろうか。
というわけでau Online Shop の白ロム購入は大幅に値下げされた人気機種を誰でも購入できること、au系SIMユーザーの端末選びが豊富になること、詳しいauユーザーがお得に立ち回れるという3つのメリットを述べてきた。
あくまで筆者の見解なので他にも考え方はあるだろう。不明点があれば分かる範囲でお答えできればと思うのでコメントをお寄せ頂ければ幸いだ。
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