Wi-Fi スポットが少ないうえ、登録なしには使えず不便と嘆かれてきた日本。だいぶ改善されたものの不便さを感じる人はまだいるようだ。
たしかに国によっては空港に入った瞬間から高速 Wi-Fi に繋がったり、どこにでも無料の Wi-Fi が飛んでいたりする。
だが日本よりも厳しい国を見つけてしまった。シンガポールの Wi-Fi 事情をみれば「日本人でよかった」と思うだろう。
① 10 分毎に追い出される Wi-Fi
空港のラウンジで飛行機を待っている間「動画でも観ようかな」なんて気分でいたのだが、接続が 10 分くらいで途切れるスポットに当たってしまった。
(シンガポールからマレーシアは飛行時間が約 42 分。エチオピア航空を利用)
接続の調子がわるいと思いきや、じつはそういう仕組になっている。
これが Wi-Fi ログイン後の画面。女性がジュースを運んでくる優しそうな写真に「次の 10 分がくるまでお楽しみください」という文言が入っている。
10 分毎に「氏名」「性別」「誕生日」「フライト No」「メールアドレス」を入力する必要があり、とてもじゃないが動画を楽しる状況ではない。
②空港のWi-Fi は SMS が必須
少しイラッときたので、空港の Wi-Fi に切り換えると更に厳しいことになっていた。
なんと「SMS」認証が使えるスマートフォンでない限り、空港のWi-Fi は利用できない。国番号(日本 81) と電話番号を入れればローミングで認証コードが飛んでくる。
これが筆者のソフトバンク SIM に飛んできたワンタイムキー。3 回受信しているのは、やはり何度か時間切れになったからだ。
何が凄いのかといえば「ローミング非対応 SIM 」または「電話番号がないプリペイド SIM 」ではシンガポール空港の Wi-Fi スポットが使えないという事実だろう。
いまは日本ですら羽田・成田空港など自由に Wi-Fi が使えるようになっている。まさかここまでの国があるとは想定外だった。
③ シンガポール渡航者はプリペイド SIM を持っていこう
悲劇は外でもおこる。シンガポールで宿泊したホテルでも Wi-Fi 自体は無料だったのだが、1 時間ほど Youtube を観たら制限がかかり全く繋がらなくなった。
別のスマートフォンからは接続できるため、恐らく 1 端末あたりのパケット量が限られているのだろう。
遊びならともかく仕事などで利用したい人には不便で仕方ないはずだ。もしもシンガポールへ行く際は、必ず日本の Amazon でプリペイド SIM を用意していこう。
SIM フリースマートフォンに入れて「テザリング」を使えば快適に使えるはずだ。1 週間で 4 GB 使えるため 2 ~ 3 日の滞在ならば十分だろう。
他の国に比べると SIM カードを販売するお店もかなり少ないので尚さら。いやはや日本の Wi-Fi スポットはけっこう進んでいるかもしれないぞ。
Twitter をフォローする!skyblue_1985jp