腕による電子決済という未来感をもたらした素晴らしいガジェット、wena wrist(ウェナリスト)。
見た目が普通の時計にしか見えないスマートウォッチなのだが、一体何が凄いのか。3ヶ月近く使った感想を交えながら書いていこう。
①圧倒的なデザイン力
スマートウォッチは2012年頃から登場し、当時はとにかく「ダサい」、「奇抜すぎる」など悲観的な意見が多かった。
筆者も2013年頃にi'm watchやサムスン Gear Sなどを試したが「身につけたい」と心から思うことができず長続きしなかった。
そんな流れを一気に変えたのが円形ディスプレイのスマートウォッチ。
(左がmoto360 2nd, 右がwena wrist)
例えばmoto 360やHuawei Watchなどアナログ時計型 Android Wearが登場すると、ようやく身につける人が増えてきた。
ではwenaはどうかというと、ヘッド部分が普通の時計に仕上がっており、 自然と身につけたくなるデザインに仕上がっている。
(スマート機能はベルトに集約されているためスマートウォッチ仕様に妥協している点が一切ない。)
このバンドの中のメカニカル感をご覧頂きたい。アプリ通知や音声通話着信のバイブやバッテリー、技術の全てがここに詰まっている。
そのためヘッド部分は自由になり、バンドと幅が合えば、自分が大事にしている時計とヘッドだけ変えることだってできるのだ。他のスマートウォッチに比べ、圧倒的にカッコよくなる。
②常識を覆す脅威のバッテリー持ち
(バッテリー残量はiPhoneやAndroidスマートフォンから確認できる)
2ヶ月半使ってきたが、「通知」が1週間も充電せず受け続けられる。これは手放しで褒められるし、筆者が必需品として使うようになった大きな要因だ。
この小さなクリップのような物が充電器。
(ここにmicro USBケーブルを接続してバンドにはめるだけで充電する。)
そもそも充電器というのがカバンの中に止められるクリップタイプ。紛失しない工夫に感心する。
③未来を感じさせる腕による決済
そして極め付けの機能がFelica。Suicaこそないのは惜しいが、大手iD、Edy、Quick Payが 装備されている。
これを使って是非、腕で決済して見てほしい。その感動と未来感は筆舌に尽くしがたい。Apple Payと異なりTouch iDによる認証がないため決済は極めてスムーズだ。
一度味わったら辞められないどころか、「もしかして 腕による決済が当たり前な時代がくるかもしれない」と思ってしまう程。 おそらく多くの人が「nanacoがあれば」、「Suicaがあれば」と感じて いることだろう。筆者も正直なところ、同じ事を思う。
開発者の對馬さん にお話を伺ったところ、できるだけ多くのFelica規格に対応させたいとの ことで、wenaに賭ける思いは強かった。期待したい。
まとめ
デザイン、バッテリー持続時間、そして決済機能という3点においてスマートウォッチの常識を覆した全く新しいスマートウォッチ、wena wrist。
文字でお伝えするのは中々難しいかもしれないが、折に触れて面白い使い方をご紹介したいと思う。