2019 年冬にグローバル展開されたファーウェイの旗艦モデル Mate30 Proがいよいよ日本でも発売されそうだ。
4 眼レンズカメラに最新の Kirin 990 チップを搭載、ゲームや重い作業はもちろん、日本の 5G にも対応した超最先端スマホである。
（ヨドバシカメラアキバの 1F、ファーウェイコーナーにて）
ところが今回の機種は Google サービスにまったく対応しておらず、改めて自分の目で確認すると厳しい現状があった。
一般アプリが足りない AppGallery
デモ機のホーム画面だけをみると見慣れたアプリがしっかり入っている。
Google Play ストアは存在せず「お、Google なしでここまで準備が進んできたか。これは期待できるかも」と思ったのだが、
スタッフによれば別のスマホからデータ移行で間接的にアプリをインストールさせたそう。
つまり Google 対応スマホから無理やり持ってきただけで、現在はまだ AppGallery に Twitter や LINE すら用意されていない。
（日本人にも馴染み深いアプリを集中させているとのことだが）
もちろんファーウェイは本気を出して人気度や優先度の高いアプリを集中させているのだろう。
しかし人によって重要なアプリの基準は異なるもので、今までの Android にあったアプリが 2 ～ 3 個ないだけで「やっぱりダメだ」と見限る人がでてきても不思議ではない。
Play ストア同等の品揃えを早期に実現できなければファン離れを起こしかねない。
最後に
Mate30 Pro は 14 万円という価格から一部のファン向けであることは明らかだ。
今回はまだファンに支えられ、ある程度は売れるかもしれない。
しかし今後出てくる P40 シリーズなど一般ユーザー向けスマホにおいて AppGallery が劇的に変わらなければ、多くの日本人ファンが離れるだろう。
2015 年頃から MVNO とともに躍進してきたファーウェイ、今年はいままでの圧倒的な存在感を保つことができるか否かが見物になりそうだ。
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