iPhone12 シリーズは SIM カードが 2 枚入る香港版が人気を集めている。
その一方、日本版と同型の「カナダ」版も注目されているのをご存知だろうか。
なるほど iPhone12 はカナダ版が熱いという話は、日本とカナダ版が同一モデルなんですね。
技適ありのシャッター音なしならカナダ版、物理 SIM 2 枚なら香港版がいいってことか!! pic.twitter.com/Vyxh6KYxBi
— Skyblue (@skyblue_1985jp) October 16, 2020
搭載するアンテナが全て一致しており Felica も含めて中身はおなじ。
つまり総務省から正式な国内利用が許可された「技適」がありカメラのシャッター音をオフにできる神がかったモデルなのだ。
ひとまず自力で調達したので経緯とカナダ版の見分け方を記録したい。
輸入総額 13 万円、購入先は ebay.com
カナダ版 iPhone12 Pro を発見したのは ebay.com で、まず出荷国が「カナダ」の商品を探す。
ところがうまく見つからず、数日かけて発見できたのが ゴールド 128 GB。
本体価格 1,400 カナダ・ドル(約 111,367 円)+送料 43.39 ドル(約3,452 円)で、実際の請求額は 118,600 円だった。
この後、おそらく税金が約 1 万円請求されるはず。別途支払うと輸入総額は 13 万円。税関がなければ日本版とほぼ同額で、かなり良心的な価格で入手できた。
どうやって見分けるの??
さて重要なのは見分け方だ。iPhone12 Pro カナダ版は日本と同じ A2406 。かつ出荷国の製品番号が "MGM73VC/A" とされている。
以下は筆者が購入したページの商品詳細欄の記述。「新品、未開封、損傷なし、パッケージのまま」等細かい情報が並ぶ。
その下の方に MGM73VCA(正しくは MGM73VC/A)の番号、さらに現地キャリア Rogers Wireless 版であることが確認できた。あとは Unlocked (SIMフリー)の文言を確認できれば間違いない。
今は新型コロナウイルスによる渡航制限があるため、出荷国カナダ=カナダ版と捉える事もできるが、人の行き来が自由になればカナダ発の米国版という事もあり得る。裏取りはしっかり行いたい。
そして注文を確定しよう。
しもうた、手が滑った!iPhone12 Proカナダ版こうてもうた((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル pic.twitter.com/73o7KpQEAO
— Skyblue (@skyblue_1985jp) November 1, 2020
11 月 2 日に現地郵便の Canada Post に集荷され 11 月 5 日に日本上陸。
ちょうど出かける用事があったので郵便局で 7 日午前に受け取り。ほぼ一週間で届いたことになる。
別件の荷物とともにカナダ・バンクーバーから荷物が到着。
さっそく開けて中身を確かめてみよう。まずパッケージ背面のシールを見てみよう。先ほど注文画面でチェックした出荷国番号 "MGM73VC/A" が 1 行目に記されている。
(注文した色、容量ともに間違いない)
またカナダは英語とフランス語が公用語で、あらゆる商品に 2 カ国語の表記がある。iPhone も例外ではなかった。
これでめでたくシャッター音なしの iPhone12 Pro がゲット。
もちろん日本モデル(画像右)と同じ技適が確認できる。
シャッター音なしは最高。輸入総定額は15 万円以上を想定・・・
今回の輸入総額は約 13 万円となった。世界的に品薄がつづくいま、多少利益を載せて出品する人がおおい。従って品薄解消までは Pro 128 GB でも総額 15 万円以上になるだろう。
「そこまでする?」と思われるかもしれないが、iPhone カメラは本来シャッター音を消せる本格的なカメラなのだ。
日本人はガラケー時代からカメラ音に慣れすぎているため鳴るのが当たり前と思うかもしれないが、海外では「消せる」オプションがある。
なぜなら静かなレストランで料理を撮る、美術館で撮影 OK の絵を撮影する、寝ている子供やペットを起こさないように撮影するなど TPO に合わせた利用が想定されているからだ。
こうした使い方が「防犯」の観点から強制的に潰されているのが日本および韓国版で、どうやら是正されそうにない。シャッター音なしなら Dual SIM 香港版などもお勧めだが技適を重視するなら今年はカナダ版が最強。
ebay や輸入代行業者を通して探してみるといいだろう。
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