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【レビュー】 2 画面スマホのゲームチェンジャー、Surface Duo は 2021 年に日本上陸か!?【第一印象編】

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2019 年から世界各地で様々な折り畳みスマートフォンが発売され、当ブログでもサムスンの Galaxy FoldHuawei Mate Xs などをレビューしてきた。

とくに今年は Galaxy Z FlipMotorola Razr 2019/2020 などガラケーを彷彿とさせる製品も登場して「フォルダブル」業界が盛り上がりをみせた。

1 枚のディスプレイを折りたたむというトレンドが形成されるなか、そのクオリティを2 画面スマホで勝負してきたのが Microsoft 社の Surface Duo である。

まずは米国でリリースされ 2021 年にグローバル展開されるという。

@Mameko_Mobile 様で 128 GB モデルを購入。わりとレア物だったので即買いだった)

Surface Book を閉じたような外観で、閉じたままではディスプレイがみえないのは斬新である。

開くと 2 枚の画面がべつべつに表示されるが、多くのコンテンツは 1 枚のディスプレイのように繋げて表示されることが可能だ。

(モバイルドットコムを視聴中。ちえほんさんと椿さんの距離が曲げることで近づいている)

一見すると LG G8X や ZTE AXON M のような既存の 2 画面スマホを彷彿とさせる思いかもしれない。

しかし Surface Duo は「ヒンジ」部分での差別化を図ることで、独自すぎるスマートフォンを見事に完成させているのだった・・・



もはや Lenovo Yoga シリーズ並の柔軟性・・・

Surface Duo を手にとってまず驚いたのはヒンジ部分に段差がなく、左右のディスプレイバランスが均一に保てていること。

歴代の 2 画面スマホではこの部分が意識されておらず、左右のディスプレイ間に段差があって電子書籍が見にくかったり、置いた時に分厚くなったり、重量が 300g を越えたりと色んな問題を抱えていた。

Surface Duo はそうした問題をすべて解決しており、山折りでの利用も可能。

屏風と揶揄されるがまさにその通りと言っていいだろう。

そのままディスプレイ側を上にして閉じることも可能であり、閉じたまま置いておけば着信や通知を逃すこともない。そしてこの画面比率(3:2)をご覧いただきたい。

(もちろん山折りにしても薄い。電波調査をしている場面)

スマートフォンといえば縦長という私たちが無意識に感じる概念を取っ払っており存在自体が他社との差別化されている。

「まずは外観からスマホを再定義した」と言えないだろうか。

一度ずつ微妙な調整ができることからスタンドにして動画をみることも、フラットにして Twitter の TL を眺めることも何だってできる。

自分のスタイルに合わせた使い方ができる点では Galaxy Fold や Mate Xs を凌駕していると言っても過言ではないだろう。

Microsoft は独自 OS  Windows10 mobile から撤退して Android を受け入れたわけだが、まさかその第一弾がここまで作り込まれているとは予想外だった。

(画像は Lumia950。Nokia を買収してまでリリースした旗艦モデルで虹彩認証 Windows Hello を搭載するなど 2015 年当時としては最先端だった)



Surface アクセサリーと連携したくなる

ところで Surface Duo のメリットとして PC アクセサリーとの同期が挙げられる。

その代表例が Surface Pen で、家に転がっていた Surface Studio 等のペンがそのまま利用できることに驚いた。プリインストールされた Microsoft 無料アプリ OneNoteを使ってメモや絵を描くと瞬時にクラウドにアップロードされる。

それを今度は Surface PC を開くことで、大きな画面での作業に切り替えたり、逆にそれを Surface Duo で確認するなど Microsoft なりのエコシステムが実現されているのだ。

本のように閉じることができる上にペンはマグネットで本体にくっついてくれる。

「ノート」らしさを兼ね備えた逸材で、生産性が高まること間違いない。

ただしペンのレイテンシー(遅延)や描きやすさは圧倒的に Galaxy Note シリーズの方が優れていて、代わりとして使うには慣れや多少の我慢が必要になりそうだ。

さらにいくつかのペンを試したのだが、一般的な Surface Pen より Surface Slim pen (Surface Pro X 向け)の方が使いやすい事がわかってきた。

ただし普通に買うと高額なので Surface シリーズと互換のある 2,000 〜 3,000 円のペンで十分だ。

あくまでも筆者の検証結果に過ぎないが、やすいペンの方がなぜか Surface Duo と相性がいい不思議なことが起きている。



2021 年に日本デビューなるか!?

次回に改めて触れようと思うが Surface Duo は日本の技適を通過しており2021 年にも日本上陸の可能性があると複数の海外メディアが報じている。

ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル(データ通信・Rakuten LINK)で動作が取れており nano SIM のほか eSIM にも対応(同時利用は不可)する。

なかには「2019 年に発表された物が 2021 年に出てくるのはどうなの?」と思う人もいるだろう。それは自然なことで、筆者も最初は「周回遅れではないか」と嘆いていた。

じっさいスペックは Snapdragon855、ROM 128/256 GB、RAM 6 GB と完全に 2019 年のまま止まっている。

ただし実際に触れてみると、それがどうでも良くなってしまう位に「新しい体験」に価値が置かれておりユーザーも知らず知らずのうちにそれを実感していくはずだ。

それがどういうことなのか、中身のレビューで解説していきたい。

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