11 月上旬頃から NTT ドコモが SIM カードの単体契約をプロモーションするようになってきた。
最初はビックカメラの一角にすぎなかった施策がヨドバシカメラでも実施され 12 月になるとドコモショップにも出現。
最近では 8,000 円キャッシュバック(ポイントバック)を見かけるようになった。
MNP ならドコモ以外の SIM フリー端末が 20,000 円値引きなど、なりふり構わない攻め方。
同社は新型コロナウイルスの影響で端末出荷台数が激減したうえ UQ モバイルや Y!mobile に顧客を奪われ収益力が 3 キャリアでは最下位にある。
せめて回線契約だけでも獲得したい窮状を呈しているようだ。
SIMフリーコーナーにキャリアが乱入する!?
SIM カード単体販売は 3 キャリアともオンラインで開始されており、ドコモだけが実施しているものではない。
(au も 10,000 円キャッシュバックなどの施策を展開している)
ただし今後 SIMフリースマートフォン売り場に au とソフトバンクも展開してきたら、いままで売り場の主役をになってきた MVNO もさすがに存在感が薄れるだろうか。
(とくに IIJ mio、OCNモバイルONE、BIGLOBEモバイル、LINEモバイルはもはや常連)
しかも近い将来ドコモは 2,980 円の「アハモ」プランを、KDDI とソフトバンクはそれに対抗するプランをもって参戦するとなれば、各社消耗戦を強いられるだろう。
MVNO は日本通信がサービス開始した SSD(菅総理大臣) プランように 1,000 円台の料金プランに需要はあると筆者は考えているが、生き残りをかけた通信事業者たちの戦いがどのように繰り広げられるのか、まだハッキリと浮かんでこない。
(SSD プランは 1,980 円で 70 分間の無料通話と 20 GB のデータ通信が可能)
ひとまず量販店やキャリアショップへ行かれる方は SIM 単体契約のポップに注目してみよう。ビックカメラではいい条件があれば SIM フリーコーナーで iPhone12 シリーズを買うのがキャリアより安くてお勧めだ。
そして 2021 年は各通信事業者の生き残り値下げ合戦に期待がかかる。
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