アップルの iPhone に次いで日本の国内シェア 2 位を長らく維持していた SONY は、鴻海傘下で再出発した SHARP に破れ 3 位に転落していた。
あれから 1 年が経過した今、もう 1 つランクを下げることになってしまった。
① 3 位に浮上したのは国内メーカー FUJITSU
なんと FUJITSU が 3 位に躍り出た。同社は 2016 年からハイエンド端末の製造を中止し、SIMフリー市場や arrows be など低価格帯モデルで勝負した。
3 年の月日を要したものの、日本製である安心感などがシニア層を中心にヒットしており安定し始めたと言えるだろう。
ちなみにドコモ夏モデル (F-02L)では「画面が割れにくい」という現代人が抱える悩みに取り組むなどアイデアに富んでいる。
② SONY の敗因はブランド戦略か
ではなぜ SONY が 4 位に転落してしまったのか。これは何年も前から答えは出ていることで、グローバル展開している機種を日本に投入しないからだ。
3 万円台~ 5 万円台で立派に使える機種は、結局のところ撤退の境地にたたされても日本で出すことがなかった。
「SONY は安売りをしない」という徹底的なブランド戦略なのだろうか。海外のミドルスペック価格は日本でふさわしくないと判断したのかもしれない。
最後に
幸いにも渾身の 1 台である Xperia1 が大ヒットしているようで、ひとまず安心できそうだが、国内で 4 位転落は悲しい以外に形容のしようがない。
「かつて一世を風靡した SONY ではなくて、やっぱり SONY だよね」と言われる圧倒的な感覚を取り戻せないだろうか。
現に音楽部門やゲーム部門では絶好調なのだ。
出典:2019年第1四半期 国内携帯電話・スマートフォン市場実績値を発表
Twitter をフォローする!skyblue_1985jp