4月5日、ヤフーのジャパンネット銀行が PayPay 銀行に名称を変更した。
ヤフオクの売上やPayPay 残高の出金手数料が0円になるメリットを持っていたが、今後はセブン銀行 ATM にてキャッシュカードなしで現金の取り扱いが可能になる。
また嬉しいキャッシュバックキャンペーンが実施されている。
4,500 円バックの大盤振る舞い
公式によると次の3つの条件を満たすと 4,500 円が現金でキャッシュバックされる。
①4月30日までに口座申込を申請し5 月31日までに開設する
②開設月の翌月までに 15,000 円を入金する(1 と 2 の条件達成で 3,000 円バック)
③開設月の翌月までに PayPay チャージ用口座に登録する
入金方法は ATM のほか 15,000 円以上の金額が 1 度でも「振込」されれば OK。条件達成が確認されると登録したメールアドレス案内メールが送信される。
キャッシュバック時期は条件達成の翌月。 4 月中に達成すれば 5 月に振り込まれるだろう。
ただし注意事項もある。日本居住であること、参加できるのは 1 人 1 回など細かい記載があるので公式ページを是非チェックしてみよう。
大手キャリアの経済圏強化へ
これから携帯電話 4 キャリアは「銀行」、「クレジットカード」、「ECサイト」、「ポイント」を軸に「◯◯経済圏」と呼ばれる顧客包囲網を強化してくるだろう。
例えば KDDI は「auじぶん銀行」、「au PAY カード」、「au PAY マーケット」、「au(Ponta)ポイント)」を展開し、クレジットカードや EC サイトの利用を促している。
( au PAY プリペイドカード。au じぶん銀行からチャージして Apple Pay に取り込んだ使い方もできる)
Ponta ポイントの使えるお店が急拡大しているのは、au ユーザーが自然とポイントを貯めたくなる仕組み作りの一環といえるだろう。
楽天モバイルはより理想的だ。「楽天銀行」、「楽天カード」、「楽天市場」、「楽天ポイント」は密接に連携しており、同社のサービスを利用すればするほどポイント還元率が高くなる。
最近ではモバイル Suica にチャージできるなどポイントの使い道が大幅に増えたこともあり、携帯電話でこそ出遅れたものの経済圏はすでに完成しているのだ。
ソフトバンクに至ってはインターネット黎明期から活躍しているだけ強い。
「PayPay銀行」、「PayPay(ヤフージャパン)カード」、「ヤフオク、ヤフーショッピング、PayPayモール」はもはやソフトバンクユーザー以外でも利用している可能性が高い。
コード決済では 4,000 万人ユーザーを突破した「PayPay残高」への還元を強化し、ソフトバンクやワイモバイル契約者がより特典を受けやすい体制が整ってきた。
そう考えると携帯電話では最大手のドコモが大幅に遅れている。
EC サイトは本格的な自社サイトがないため Amazon との連携を余儀なくされた。銀行に関しては今年に入って 三菱 UFJ 銀行との提携が発表され、これから準備するのだろう。(ちなみにドコモ口座は銀行ではない)
幸いにも「dカード」と「dポイント」は順調であるため巻き返しが試されてくるだろう。
リンク:PayPay 銀行
Twitter をフォローする!@skyblue_1985jp