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【悲報】ahamo は 3G 非対応で「圏外」が続出している話。崩れるドコモ最強説・・・

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大手 3 キャリアが新料金が出揃って 1 ヶ月と少しが経過した。

サービス開始当初は申し込み殺到で混乱が見られたが落ち着いただろうか。そして何より料金は思うように「安くなっただろうか。よろしければ一連の携帯電話改革について思うことをコメント頂ければ幸いだ。

さて今回は NTT ドコモの ahamoがもたらした 2 つの問題を取り上げたい。料金引き下げで政府の要請に応えたはずが、また別の問題を引き起こしている。

3G も 5G も掴まない

最初の問題は「圏外エリアの多発」である。

ドコモは ahamo 回線で 3G ネットワークを提供しておらず、今まで FOMA で繋がっていた場所に住む人たちから「繋がりにくくなった」という声が続出している。

Twitter を少し検索しただけで沢山の例が出てくる。

ドコモ 4G は全国を網羅していることに間違いはないだろう。しかし私たちが思っている以上に 3G は屋内・地下・山間部を補完的にカバーしていたようだ。

(2011年11月10日、ドコモが5G回線契約者への3Gネットワークを遮断した瞬間)

かといって 2020 年に半ば無理やりスタートさせた 5G はドコモショップや都市部の限られた商業施設でしか受信でないことから ahamo にすることで回線品質は落ちる人が出てくるのだ。

もう少し冷静に状況をみた上での停止に踏み切る事はできなかったのだろうか。それとも自社 4G が完全に 3G FOMA に置き換わる自信があったのだろうか。

ちなみに KDDI は 2015 年頃から本格的に 3G を切り離し 4G だけの展開を続けてきた。 povo でも同様のネットワークを提供することでドコモのような混乱には至ってない。

またソフトバンクは 3G/4G/5G の 3 種類を LINEMO に提供することで安定した通信環境を実現しており、新ブランド移行で起こりうる通信環境の変化は ahamo のみである。

端末との相性が悪くなる

さて次に挙げられる問題が ahamo SIM と端末の相性だ。思えばドコモ 4G SIM はどんな端末でも挿せばほぼ必ず使える SIM カードといっても過言ではなかった。

筆者は中古スマートフォンの販売に約 4 年携わってきたが、検証で実際に使えなかった事は片手で数えるくらい。それほど汎用性の高い SIM が Xi(クロッシィ)だ。

だから中古スマホ市場では安心、安全、安定のドコモ端末が人気の中心だったし MVNOもドコモ回線なら安心してご案内することができた。

だが ahamo  はこれまでと全く違ってくる。3G は掴まないし 4G 下位互換すら保証されない。対応周波数は合致しても通話とデータのいずれかが不安定なんて事が普通に起こっている。

(画像は海外版 Xperia1Ⅱ 5G。VoLTE非対応、3G も掴まないから今後 ahamo はデータ通信のみ)

こうなるとSIMフリー・中古スマートフォン市場は大混乱である。ショップのスタッフが中古端末と ahamo の相性をすべて把握するこは難しく、検証例のない端末に関してはネットで検索しても出てこない。

安心・安全・簡単だから選ばれてきたドコモ SIM は不安・要検証・複雑にかわっていくだろう。

 

ahamo 4G を用意すべし

というわけで現代は 4G 受信エリアに住む人が圧倒的に多いはずであるが 3G ネットワークは 4G を補完する周波数として大きな役割を果たしていたと思われる。

月額料金の引き下げを目的として ahamo に移行したのに電波が悪くなるようでは「結局安いから落ちがある」と思われかねない。

さらに 4G SIM の時とは違った端末の互換性がユーザーやショップを混乱させるなら、ahamo に 4G SIM があってしかるべきと筆者は考える。

4G SIMは5G端末でも動作することが多く 20 GB で同じく 2,000 円台なら 3G ネットワークも使えて完璧だ。

NTTの完全子会社となり社長まで交代して 20 年前の巨人が帰ってきたかのように思えたドコモだが、昨今の動向をみるに過去の栄光に浸っているだけのような気がしてならない。

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