再販SIMと呼ばれるソフトバンクの大容量SIMカードが、そろそろ本格的に下火になるかもしれない。
サービスを提供する事業者とソフトバンク間で揉め事が起きていて、例えば FUJI Wifi はその内容をトップページから誰でも閲覧できるよう開示している。
この一件は驚いた人も多いのではないだろうか。
結局FUJI Wifi の件はソフトバンクがしばらく値上げをしないことで話がついたと思われたのだが、本日あるユーザーに6月末でサービスを終了するお知らせがメールで届いたようだ。
SBM再販SIM死亡のお知らせ pic.twitter.com/yyna2HtPQw
— しけ (@ck02) May 20, 2021
この再販SIM終了の流れは同業他社に及ぶ可能性も少なくない。(モナWi-Fiは管理人と音信不通になりがちとか)
ソフトバンク Air 5G が始まる??
どうしてこういう事になったのか。その背景には新型コロナウイルス感染拡大で広がる巣ごもりやテレワーク、オンライン授業特需がある。
工事不要のすぐ使えるモバイル回線が求められていて、2020年春にはWiMAX2+ルーターが一時的に完売するなんてことがあった程。
こうした背景と5G普及を見据えてドコモは home 5G 、KDDI は SPEED Wi-Fi HOME 5G を発表。準固定回線での収益確保を視野に入れ始めたのだ。
こうした中ソフトバンクはいまだに SoftBank Air を提供中で 5G には非対応である。もしかすると対抗サービスを検討している可能性も十分にあるだろう。
その場合 100 GB ~ 200 GB を数千円で使えてしまう再販SIMの存在は同社にとって不都合であり事業者に無理な契約終了を迫っている可能性も考えられる。
ハッキリとした理由は断定できないが、ソフトバンク再販SIM系のサービスは急に終了のお知らせがくる可能性は覚悟しておいた方がいいのかもしれない。
2019年のコロナ以前は帯域が余り法人向けに貸し出していた。それがまさかこんな事態になるとは予測できなかったにせよ、既存の事業者に対してはやりすぎである・・・
リンク:FUJI Wifi
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