端末を触っていて思ったのだが
Xperia Z Ultraは極端なことを言
えばZ1とTablet Zの中間の大きさ
という点が新しい気がしてきた。
Z1やTablet Zに関しては色んな方の
レビューがあるので、基本的な機能
レビューに関しては割愛しようと思う。
それより、Z1とTablet Zの中間サイズ
「6inch」について、少し深く考えて
みたい。
①Z Ultraはタブレットなの?
auからはスマートフォンシリーズ
として販売されているが、Wi-Fi
版のみを考えるならUltraは完全
にタブレットでありNexus7よりも
小さいかな?というだけの感想に
終わってしまう。
(Galaxy Note3が赤子のように見える)
それでも新しい点は何か、競合との
差は何かと問い詰められたら、「7inch
弱で他には存在しない最強タブレット」
という回答を私ならするかもしれない。
1.海外端末には珍しい防水機能
2.6.5mmで世界最薄を誇るボディ
3.レンズカメラやMicro SDの拡張性
4.様々なSONY製品との連携が可能
5.GPS、800万画素カメラ、NFC搭載
6.妥協のないFull HDディスプレイ
7.最新のクアッドコアCPUという馬力
8.全体に漂う高級感のあるデザイン
9.ペン入力も完全に想定された設計
少なくとも上記9つの点を持って、7inch
よりも若干持ちやすい6.4inchの市場
に飛び込んでいくことができる作品に
仕上がっている。
③6inch音声端末ってどうなの?
さて、タブレットとしては素晴らしいが
スマホという観点から見るとどうだろう。
例えばau版のSOL24をメイン機種に
欲しいと思う人がどれだけいるだろう。
ギーク層狙いで販売目標が少ないなら
問題ない。しかし一押し商品としては
辛いのではなかろうか。
(カバンにすら入らない)
この大きさからも予想できるように、服に
入らない時点で携帯電話の範疇を超え
ており、海外のようにBluetoothで通話
している人は日本ではあまり見かけない。
この巨大端末で即座にメールを返し、
SNSにも即反応するというのは可能で
あってもスピード命のビジネスシーンで
の活用があまり想像できない。
(最高の角度と大きさでフルセグや映画を楽しむ☆)
いささか主観的ではあるが、やはり
データ通信中心端末となる事が多く
音声では活躍しずらいのではないか。
④どんな人に向いている?
Wi-Fi版は万人に向いていると思う。
ただ音声のau版は「他の人が持って
ない物を持ちたい」という人向けで
あろう。以前紹介したLG G Flexも、
十分に珍しい物だと思うが(;・∀・)
「タブレットと音声は1端末にまとめたい」
という人にはもってこいの端末だとは思う。
⑤買うなら絶対にau版
ここまで書いておいてアレなのだが、
買うならau版がお勧めだ。Wi-Fi版
にはないフルセグを搭載しており、
パケットなしでいつでも鑑賞可能。
さらにFelicaもあり、気が向けばau
SIMを入れてauの一連のサービス
を受けるられるのは非常に大きい。
世界にはないauだけのWi-Fi版
タブレットだ。
まとめ
Xperia Z1とTablet Zの中間サイズ
6.4inchがもたらした物。それは他社
の追随を許さない最強スペックを搭載
した若干小さな持ちやすいタブレット。
それこそがXperia Z Ultraなのかもしれ
ない。買うならば普通にau版を買っても
いいし、Wi-Fiで足りるならWi-Fi版でも
いいし、できることなら白ロムを手に入れ
Wi-Fi運用が理想かなといったところだ。
6inchファブレット。タブレットとしては
いいが音声端末としては流行るかどうか。
今年の動向が非常に楽しみだ。