Galaxy S2 LTE(2011年)から何かしらの形でGalaxyを買い続けてきた筆者。使い勝手とカメラの画質が本当に好きでS4からS7 edgeに関しては発売日を待たずしてフライングで輸入を繰り返した。
去年のS8+は待望のベゼルレスデザインで国内での人気を博したが、個人的に指紋認証の位置が気に入らなかったり、縦長のディスプレイに馴染めず手放してしまった。今回、さらなるスペックアップとデュアルカメラ、そして指紋認証の位置など様々な改善がなされているはず。まずは第一印象をお送りしたい。
①返ってきた快適の指紋認証!やっぱり位置が大事
事前の情報通り、外観に関しては大した変更がなくインパクトは皆無に等しい。ただ一目瞭然なのが背面だ。Galaxy A8 2018のように指紋認証の位置が中央にきており、S8+のように「手が届かず認証がとれない」という悩みが見事に改善されている。
顔認証が強化されセキュリティがより強固になったと言われているが、iPhoneXを見てもわかるように、指紋認証に勝てる生体認証は難しいように思う。ちなみにS8/S8+と同様、今回も虹彩認証を搭載している。3つの生体認証を選べるのはGalaxyだけだろう。
②次世代機能が盛り込まれる、カメラが凄すぎる
唯一形が変わったカメラ部分。S7 edgeのカメラの完成度が高すぎてS8+ではあまり進化したように感じられなかったカメラ。今回はARを駆使した実用性に驚かされた。
(これは女性として作り上げた私のAR。skyblue女だった説)
まずはAR絵文字、iPhoneXでいうアニ文字だろうか。自分を撮影して、そのデータを元に自分のアバター(化身)を作ってくれる。SNSで活動するのに利用するのもいいと思うし、如何せん元データが自分の写真なのでけっこう似ている。今後のネット社会で流行るのかどうか。
さらに注目したいのは撮影時のAR。例えば今日の日付だとか、スタンプをディスプレイ上に配置して、そのまま撮影する。後から編集する手間が省けるし、いわゆるインスタ映えも狙いやすいだろう。
もはやスマホのカメラも画質での差別化が難しくなり、かといって実用性がなければ意味がない。そんな中、ARにここまで実用性を持たせ、ちょっと楽しむどころか日常に溶け込むよう仕立て上げたのは感動した。
③ようやく搭載されたAndroid 8.0 Oreo
Android 8.0 Oreoがリリースされて久しいが、珍しくGalaxyシリーズには配信がまだ来ない。日本版だから云々ではなく、S8やNote8にすら配信されていないのだ。
入っているアプリはこれだけ。非常にシンプルで某社も見習って欲しい)
(UIも7.0がベースになっており、ぱっと見では区別がつかないほど)
ということでAndroid 8.0もワクワクしていたのだが、これは意外と普通すぎた。Android 7.0とほとんど操作感やUIは同じ。もちろん便利な項目は増えてはいるが、Android8.0が既存機種に遅れすぎている背景をみると、アップデートする必要性がそこまでないのかもしれない。
最後に
事前に言われていたとおり、確かに外観はさほどS8+と変わらない。見た目のインパクトは皆無といっていいだろう。顔認証も強化されているらしいが、指紋認証の復活をまずは喜びたい。
そして長年のGalaxyユーザーが納得する進化ぶりとなっている。まだ手元に来たばかりなので、週末にかけて使い込み、またレビューしていきたい。