iPhoneが2年毎にモデルチェンジするように、S9+も前作のアップデートという感じで感動する人としない人に分かれるのが正直に思うところ。
もう既に大手メディアがS8とS9の違いを列挙しているため、細かくは扱わない。カタログの数値の違い以上に、実感できる違いを書いていこう。
①たった10%の明るさがもたらす、綺麗なベゼルレス
よく調べるとS9+のディスプレイはS8+より10%程明るいらしい。そのせいか画面全体が透き通ってみえる。また、センサー類の位置が考慮されたこともあり、6.2inchサイズのままベゼルレス感が際立ちスタイリッシュになった。
(実物でないと分かりにくいが、S8+と全然違う美しさ)
ところでS8は初期ロットでディスプレイが赤みがかった問題があった。今回そういった事はないが教訓とされているのか、RGBはユーザーの好みに応じて調整できる。
(もはや恒例となったRGBの自由調整。デフォルトで十分だ)
②ようやく追いついた、念願のステレオスピーカー
大画面を楽しむにはステレオが必須。にもかかわらずS8とNote8はモノラルで、音質が非常に惜しかった。
(通話用スピーカーから流れる美しい音色、これを待っていた)
やっぱりモノラルより段違いに素晴らしい。なにも動画だけではなく、ただ音楽を流しておくだけでも音の重みが違っている。iPhone8 Plusと比較すると少し音量が小さい気もするが、AKGによるチューニングが施されており十分に満足できる。
③Snapdragon845への期待
前回の記事でもご紹介したが、ベンチマーク26万点超えという驚異的なスコアを叩き出したS9+。省電力が強化されているためバッテリーの持続時間がS8+よりも長くなっているはず。もちろんゲームをずっとやるなど酷な使い方では体感できないだろう。
しかしiPhone8 Plus同様、Galaxy Sシリーズもようやく完成形を迎えたように見える。ここらでバッテリー持ちの良さをアピールしたいところ。引き続き検証したい。
最後に
まだ手元に来て2日目ということもあり、あまり検証しきれていない。それでもディスプレイの美しさと念願のステレオスピーカーは第一印象として真っ先にお伝えしたい部分だった。
あとはカメラを中心に徹底的に使い込み、Huawei Mate10 Proなど他社のハイエンド機種とどう差別化が図られているか、Galaxyがどんな方向に進むのかを考察していきたい。