NTTドコモの新料金プラン「irumo」と「eximo」のネーミングが不評を買っている。
SNSで話題になったのはもちろん、筆者もついTwitterでアンケートを実施してしまった。1930人のうち9割が否定的な見方を示している。
簡単なアンケートです。最近のドコモのネーミングセンスをどう思いますか(*´艸`*)
irumo(イルモ)
eximo(エクシモ)、
LEMINO(リネモ)— Skyblue@バンコク (@skyblue_1985jp) June 20, 2023
この違和感の正体はどこから来るのだろうか。
本当はブランド名だった?料金プランらしからぬ名称
これは筆者の意見に過ぎないが、新しい料金プランはそれぞれが独立した実質的なブランド名なのだ。
ショップサポート付きの「eximo」は「ギガホプレミア」を継承するメインブランド。
いっぽう「irumo」は「OCNモバイルONE」を継ぐサブブランド。KDDIの「UQモバイル」やソフトバンクの「ワイモバイル」に相当する。
同じNTTドコモだが異なる使命と役割があり、それが名称に反映されたのではないだろうか。つまり企画段階では本当に独立していたのかもしれない。
しかしながら諸事情で「NTTドコモ」ブランドの料金プランとして発表。これが不協和音の原因であると筆者は推測している。
実際、過去10年間の同社料金プランは、ここまでの違和感を感じないはずだ。(カケホーダイプラン、データプラン、デバイスプラン、シンプルプラン等)
NTTの社内は風通しが悪い?
問題の本質は「顧客に指摘されるまで気づかない事」ではないだろうか。実はネーミングセンスの悪さは今回が初めてではない。
春に発表された動画配信サービス「LEMINO」はソフトバンクの格安プラン「LINEMO」に空目しそうで、思わず正気かと疑ってしまう。
こうした案が通ってしまうのは、意見ができない上層部に決定権が集中している証左ではないだろうか。
企画に参加していない社員が客観的な意見を言える環境であれば、もう少し違った結果が出てきても不思議ではないはずだ。
そして、風通しが悪さはネーミングセンスだけに留まらず、様々な意思決定に悪影響を及ぼしかねない。旧態依然とした体制が刷新されなければNTTドコモに未来はない。
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