丸井グループの「エポスカード」が数年ぶりの大改悪を断行した。
ゴールドカード利用者の特典だった「Suica」チャージで1.5%UP、「MIXI M」チャージで1.5%UPが終了。
MIXIMはVISA・JCB加盟店どこでも使えるプリペイドカード。あらゆる物が実質1.5%還元になるため、このためにエポスゴールドを取得する人もいた程。
これが塞がれたことで還元率は0.5%還元になり、利用価値が大幅に下がったと言われている。
ではエポスカード・ゴールドはオワコンなのだろうか。今回は2006年からエポスカードをメインに据えてきた筆者の視点で解説したい。
1.5%UPショップがまだまだ多い
結論から書くとエポスカード・ゴールドの利用価値はまだかなり高い。1.5%還元の対象ショップは私たちの日常を見事に網羅しているのだ。
なかでも家電量販店、スーパー、保険、公共料金、ファッション、交通機関は選択肢がとても多く、誰でも日々利用するサービスが複数見つかるはず。
しかも多くのクレジットカード会社の還元率を上回る。
例えば家電量販店のヨドバシカメラでは、同社クレカの還元率1%で、貯まったポイントはグループ店舗でしか利用できない。
対してエポスゴールドはヨドバシを登録すれば還元率1.5%で、貯まったポイントはVISAプリペイドカードにチャージしてどこでも利用できる。
(Suicaチャージだってもちろんできる)
ポイント還元率だけでなく汎用性が桁違いに高いのもエポスカードのメリットだ。
総じて飲食店でのポイントアップには弱いが、外食が少なければ気にするレベルではなさそうだ。
年会費0円でボーナスポイントは異常
もう1つ魅力的なのは年間50万円以上使うと年会費が永年無料になること。さらに年間100万円使うと翌年にボーナスとして1万ポイントがもれなく付与されることだ。
1.5%還元のお店で100万円使った場合、年間の実質還元率は2.5%。ポイントは永久不滅で貯金のように貯めるのもOK。
空港ラウンジ利用、海外旅行傷害保険最大1,000万円など年会費無料の他社クレカに大きく差をつけているのだ。
他社クレカ組み合わせで最強に
ただしMIXI Mが終了したのはやはり大きい。ポイントアップできるのは3店舗のため、登録していないお店ではどうしても0.5%になってしまう。
したがってエポス1枚だけではなく、還元率が1%以上のクレカを併用したい。例えば楽天カードならエポスが不得意とする飲食店でも1%還元。
コンビニや喫茶店利用が多い人はSMBCナンバーレスカードなら対象店舗で常時7%。
エポスカードが不得意な分野を埋められるカードを見つけ、臨機応変に使い分けてみよう。
クレジットカード業界全体で改悪が続いているが、細かく特典を調べていくことで大きく差をつけられるだろう。
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