毎年恒例の年末調整の時期がやってきた。配布された紙に必要事項の記入と押印のうえ提出するのだが、うっかり忘れていた箇所があった。マイナンバーだ。
実はあまりにも役に立たないせいで管理を怠ったのか、今年の夏にマイナンバーカードを紛失するという失態をおかした。不幸中の幸い、最寄りの警察署へ誰かが届けてくれたと連絡が入り悪用は免れた。ありがたい。
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①仕方なしに役所に行くものの・・・
しかし、必要性を感じなかったため取りに行くのをすっかり忘れてしまい、保管期限が過ぎて処分されてしまった。これは致し方ない。200%自分が悪い。再発行しに行くかと役所へ向かう。
総合案内所で「マイナンバーカードを再発行したいのですが・・・」と申し訳なさそうに言った。こんな物無くす人いないのでは!?と思う程に恥ずかしかったのだ。役所の人も仕事なので、なんなく丁寧に案内してくれた。
②え、再発行手続きの話にならないの!?
担当部署へ引き継がれ、マイナンバーカードを紛失したこと、そして急ぎ源泉徴収票に番号を書かねばならぬ旨を伝える。そしたらこうだ。
「源泉徴収票に番号が必要ということですね。それなら住民票に記載してすぐお出しできますが、それでよろしいですか?」と言われたのだ・・・・
なるほど、確かに住民票に記載して出して貰えば数分で終わる。しかも発行手数料300円。私は2つ返事でお願いした。しかしおかしい。。
もしもマイナンバーカードが大事な物であれば「紛失したのはいつですか!?」とか、「大体でいいので、どの辺りで無くしたとか覚えていませんか?」とか可能な限りの記憶を辿るような質問がくるかと思いきや、住民票に書き出してすぐ終わり。
そして「再発行しますか?」と聞かれなかったのは、もはやカード自体が不要という事実を察しろということなのだろうか・・・
こんなことなら、通知カードだけで良かったのではないだろうか。国は今日も、明日も、通知カードから本カードへの切り替えを進めるために人を雇っている。手に入れたところで誰に必要とされるわけでもない、身分証明書にもならないカードのために。。