ガラケーに代わる「ガラホ」という物が2015年に登場し、ちょうど丸3年が経過した。この3年間、ほとんどのガラホは2つ折りタイプで、同じような機種が繰り返し出てくるばかりだった。
そんな中、ひときわ目を引いたのがauの懐かしきガラケーINFOBARの最新機種、xvだ。発表されたのは知っていたが、「発売日が11月下旬とは、だいぶ先だなぁ」と存在を忘れていたのだが、。昨日、実機を見て一目惚れ。即買いした。
①不思議な感覚、15年前の自分を呼び起こす力
既に色んな大手メディアがレビューしているので、写真などの細かい紹介は省略するが、お伝えしたいことは2つ。使っているうちに昔の自分を呼び起こしてくれる点、そして思った以上に実用性が高いということ。
懐かしさを再現させるのはデザインだけでなく筐体の材質だろうか。悪く言えば「安っぽい」のかもしれない。しかし当時のケータイが偽りなく再現されており、高校生だった頃の自分が自然と蘇ってくるのだ。
教室で「あいつ、ケータイ打つの早いよなー」とか「メアド交換しようよ!」とか、まるで誰か友達の声が聞こえてきそうな、この不思議な感覚は何なのだろうか。(ケータイ買いすぎて、筆者の頭がおかしくなっただけ、うん、きっとそう)
②大事に使いたくなる仕様と高い実用性
本体価格は約5万円と、決して安くはない。それにしては防水もなく、お財布もなく、ワンセグもない。だから一見すると「ただただ、高いだけ」と思われるかもしれない。
しかし文字を打ってみれば、自分の手がガラケーのキーの配置を確実に覚えているという、感動に近い物を感じるだろう。キーが大きくてタイピング性抜群。そして「せっかく買った携帯電話だ、大事にしなければ」という想いまで蘇ってきた。
良くも悪くもガラケーっぽさが全てそのままなのだ。そのままであることに、どれだけこだわり抜かれたのか、感動すら覚える一台に仕上がっている。
③UQ mobileでも利用可能、白ロムを待つ!?
残念な点があるとすれば、auのプロジェクトなので、auとの契約が必須になることだろう。どうしても本体だけが欲しい場合は白ロムが出てくるのを待つか、思い切ってauと契約するのもありだろう。
SIMロックを解除しなくともUQ mobileなどau系MVNO回線のSIMも利用できる。LINE、auメール、IMAPなど手動のEメールはできるが、TwitterやFacebookなど余計なSNSは一切入っていない。
最後に
情報社会に疲れてしまった人、ラブラブで初々しかった頃を思い出したいカップルや夫婦の方にも非常にお勧めの一台だ。これを機にモバイルライフを再設計するのもいいかもしれない。
それにしても、今と15年前の筆者は、一体何が違うのだろう。大人の世界という闇を知ってしまったか、そうでない無垢()な学生だったかの違いなのだろうか。。いや、この辺でやめておこう。
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